自動運転技術の開発にも力を入れるライドシェア世界最大手の米ウーバー・テクノロジーズ。同社のダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)が自動運転技術について米新興メディアのインタビューに答え、そのインタビュー動画がYouTubeで公開されている。
このインタビューの中でコスロシャヒCEOは、シンプルなルートやタスクの実現には「3〜5年」、フル自動運転によるライドハイリングの実現には「5〜10年」が掛かると語っている。また安全性に関しては、高いレベルの水準を確保する必要性について触れた。
同社は将来的に人が運転しない自動運転のライドシェアサービスを展開することを視野に、自動運転開発部門「アドバンスト・テクノロジーズ・グループ(ATG)」を立ち上げて開発に注力している。
ウーバーの自動運転開発に関しては、2018年3月の実証実験中に起こした死亡事故について、その事故前にも30件以上の交通事故を起こしていたことなども明らかになったばかり。先行するGoogle系ウェイモを強烈に意識しつつも、安全性向上への取り組みを強化している印象だ。
【参考】関連記事としては「米ウーバー、自動運転による死亡事故前にも交通事故37件 ソフトウェアにも欠陥?」も参照。