豊田自動織機とANA、トーイングトラクターの自動運転テストを実施へ

佐賀空港で3月下旬、省人化や事故防止に寄与





現行の有人タイプトーイングトラクター及び牽引貨物(写真左)、テストで使用するトーイングトラクター(写真右)=出典:豊田自動織機プレスリリース

トヨタグループの源流企業である株式会社豊田自動織機(本社:愛知県刈谷市/代表取締役社長:大西朗)と全日本空輸株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長:平子裕志)=ANA=は2019年2月14日までに、2019年3月下旬に約2週間、佐賀空港の制限空間でトーイングトラクターの自動走行テストを行うと発表した。

トーイングトラクターとは、空港や工場内、港湾などで貨物を搭載したコンテナをけん引する車両のことだ。今回の実証実験では豊田自動織機製のトーイングトラクターを使い、ターミナルの手荷物仕分け場から航空機の近くまでを想定した片道約100メートルのルートを自動運転で往復し、貨物を運搬する。







実証実験は他の車両の通行などが制限された空間で行われる。また、万が一の場合は運転手が手動操作で介入できるようにする。

今回使用する車両では、「自動運転の目」とも呼ばれるLiDARによる障害物検知や自動停止・回避、路面パターンマッチング(車両に搭載したカメラで撮影した路面画像と事前に作成した路面画像マップデータをマッチングすることで、車両の位置・姿勢情報を取得する技術)、GPSによる自己位置推定・誘導などの機能が搭載されているという。

両社は今回の自動走行テストによって性能の検証や改善を実施し、2020年のこの仕組みの実用化を目指す方針で、空港内業務の省人化やコスト削減に大きく寄与することを目指す。また作業の自動化が進展するため、対人事故の防止といった安全面にも大きく貢献することになる。

【参考】関連記事としては「丸紅とZMPの合弁AIRO、成田空港で自動運転の実証実験実施」も参照。







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