米アマゾン、元グーグルのスターらが設立した自動運転企業オーロラに投資

物流事業との親和性の高さに注目





出典:オーロラ・イノベーション公式サイト

米アマゾン・ドット・コム(本社:アメリカ・ワシントン/CEO:ジェフ・べゾス)は2019年2月10日までに、米テスラと米グーグルの元社員などによって設立された米自動運転スタートアップ企業のオーロラ・イノベーション(本社:アメリカ・カリフォルニア/CEO:クリス・アームソン)に投資したことを明らかにした。

アマゾンが自動運転技術への投資を公式に発表したのは今回が初。オーロラがアマゾンなどから今回資金調達した金額は5億3000万ドル(約600億円)以上とされている。







オーロラは3人の自動運転技術者によって設立され、独フォルクスワーゲン(VW)や韓国の現代自動車とも提携している。CEOのクリス・アームソン氏は元グーグルの自動運転プロジェクトに携わり開発リーダーも務めた人物。共同創業者のスターリング・アンダーソン氏とジェームズ・アンドリュー・スタンレー氏は、それぞれテスラとウーバーテクノロジーズで自動運転開発を行っており、いわば3人のスターによる自動運転技術開発のスタートアップ企業だ。

同社では自動運転技術で課題となっているスムーズな運転操作について、AI(人工知能)を活用した機械学習で解決を目指している。同社は人間が可能な運転操作はAIにも可能になるとしており、右左折などの各動作をどの程度正確にこなせるかといった統計によって安全性を証明しようとしている。

■アマゾン、自動運転配達ロボットの実証実験も開始

アマゾンは最近、自動運転配達ロボット「アマゾンスカウト」の実証実験を開始している。アームソンCEOも今回の投資に関する発表に合わせて、アマゾンの物流事業と自動運転事業の親和性の高さについて発言している。

アマゾンはAI技術の開発者を対象にしたイベント「re:MARS」を2019年6月4日から7日まで米ラスベガスで開催すると発表している。同イベントではAIによる機械学習やロボット工学、最新の研究についての取り組みが紹介されるという。今回のオーロラに対する出資も踏まえ、自動運転技術の開発に本格的に参入するのか注目される。







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