出発時に運転士がボタンを押すだけで、あとはシステム側が自動運転で出発から到着までコントロールしてくれる——。JR東日本が開発する「自動列車運転装置(ATO)」がなかなかイケてる。
JR東日本は2019年1月7日、この技術を報道陣に公開した。JR東日本は2018年12月末からこの技術を搭載した新型車両「E235系」を深夜に走行させ、課題の洗い出しや検証を繰り返している。
日本における列車の自動運転化は、山手線が初めてではない。高架を走行する路線では既に「ゆりかもめ」などが自動運転化されている。ただ、人との距離感が近い地上での運行においては安全に対する懸念が多く、山手線はこの壁に挑戦している。
7日の実証実験ではボタンが一度押された以外は人が一度も介入をすることなくE235系が山手線の外回り線を2周し、結果は大成功。山手線の自動運転化は決して遠い未来の話ではないことを感じさせた。
【参考】関連記事としては「山手線、自動運転の試験走行実施へ 年末年始の時期、終電後に」も参照。
革新は夜な夜な…山手線、年末年始に自動運転の試験走行実施へ JR東日本が発表 AI技術も使う? https://t.co/BapdNhIKKR @jidountenlab #山手線 #自動運転 #試験走行
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) December 5, 2018