品川駅西口駅前広場の上空に未来型の駅前空間を整備する計画が進んでいる。国土交通省は2018年9月27日までに計画の中間とりまとめを発表。自動運転車の「次世代型交通ターミナル」や「賑わい広場」を配置し、日本の顔となる「世界の人々が集い交わる未来型の駅前空間」を創造するという。
このプロジェクトは、国交省が2017年2月にこの地域の道路上空の活用方針を決定したことに端を発する。京浜急行電鉄と西武プロパティーズ、JR東日本の3社が事業協力者に選定されて計画の検討が進んでいる。
駅前空間には「交通」「交流」「サービス」「景観」「防災」「にぎわい」の6つの機能を持たせ、次世代型交通ターミナルのほかに防災ターミナルや商業施設なども建設する。
次世代型交通ターミナルについては、自動運転などの最先端の車両や技術、システムが体感できる交通拠点にし、「品川駅」と「品川新駅(仮称)」、またその周辺地域に次世代モビリティー車両で行き来できるような拠点としても機能させていく。羽田空港や臨海部、都心部間へのアクセスも容易にできるようにする。
国交省は産学官連携の下で事業計画を一層磨き上げ、2018年度内には最終とりまとめを行う予定。
【参考】自動運転車の拠点になれば、周辺でさまざまなMaaSサービスの提供も始まりそうだ。MaaSについては「MaaSとは? 読み方や意味・仕組み、サービス・導入事例まとめ|自動運転ラボ」も参照。
MaaS勃興で"移動"新時代…概念・事例を完全解説&まとめ AI自動運転で市場拡大、IT技術も駆使 トヨタ自動車も参戦|自動運転ラボ https://t.co/Sjws17gyKt @jidountenlab #ゼロから分かる #MaaS #移動イノベーション
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 9, 2018