名古屋で「ウーバータクシー」スタート 日本での独自サービス アプリ活用、クレジットカード決済

淡路島での実証実験から1カ月強



配車サービス最大手の米ウーバー・テクノロジーズ(本社:米サンフランシスコ/CEO:ダラ・コスロシャヒ)は2018年9月12日までに、スマートフォンアプリを利用した配車サービス「ウーバータクシー」を愛知県名古屋市でスタートさせた。地元のフジタクシーグループと提携してサービスを提供する。日本国内では初のウーバーによる正式サービスの開始という位置付け。


ウーバーは2018年7月21日から、淡路島で配車サービスの実証実験を行っていた。名古屋で事業化したウーバータクシーでは、利用者はスマホのアプリで行き先を入力して配車を依頼すると、約350台のタクシーの中から最寄りの車両が配車される仕組みだ。決済は事前登録したクレジットカードで行う。

ウーバーは世界でライドシェア(相乗り)サービスを展開しているが、日本では「白タク」として原則禁止されいる。今回の配車に特化したサービスは日本で展開する独自のサービスと言える。

日本ではソフトバンクグループが中国の配車サービス大手・滴滴出行(Didi Chuxing)と協力し、2018年秋からタクシー配車事業を大阪でトライアルスタートする。両社は京都や福岡、沖縄、東京などにもサービスを展開していく予定で、ウーバーとはライバル関係になっていきそうだ。

【参考】淡路島での実証実験については「ライドシェア大手ウーバー、淡路島で配車アプリの実証実験開始|自動運転ラボ」も参照。



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