ライドシェア大手ウーバー、アプリ上で「セーフティキット」導入 バングラデシュでも提供開始へ

利用情報共有や警察への通報機能



ライドシェア大手ウーバー・テクノロジーの「セーフティツールキット」が、アメリカに続いてバングラデシュでも提供が開始されるようだ。2018年9月5日までに分かった。ウーバーの「セーフティツールキット」はウーバー利用者の声を参考に作られた乗客の安全確保のためのものらしいが、一体どんなものなのだろうか?


乗客の安全確保がしばしば課題として論じられているライドシェア。ウーバーのセーフティツールキットはアプリから利用するもので、ライドシェアの利用情報を知人5人までリアルタイムに共有することができる。知人がその情報を共有することで、間接的に利用者に万が一のことがあったときの備えになるというものだ。

また、ライドシェア利用中に緊急事態に遭遇した場合は、セーフティツールキットに備えられている「緊急ボタン」を利用すると、警察へ直接連絡がいくようなシステムとなっている。

乗客の安全性強化に力を一層入れ始めているウーバー。ライドシェアというC2C(個人間取引)サービスにおいての安全確保は、2018年8月に中国で発生した運転手による女性客強姦殺人事件でも議論に上がった。今後もライドシェアサービスを巡るさまざまな安全策がサービス各社によって考案・導入されていくことになりそうだ。

【参考】DiDiの殺人事件については「中国ライドシェア業界最大手DiDi、2度目の乗客強姦殺人事件でサービス一時停止 教訓活かされず|自動運転ラボ」も参照。



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