AI自動運転で米自動車殿堂入りを果たすのは誰? トヨタの章男社長? テスラのイーロン・マスク氏?

トヨタ創業者の喜一郎氏殿堂入りから考える



※出典:トヨタ自動車プレスリリース

トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎氏が、米国自動車殿堂入りを果たした。創業時の優れたビジョンや起業家精神などを評価されての受賞で、トヨタとしては5代目社長の豊田英二氏、4代目社長の豊田章一郎氏に次いで3人目の栄誉だ。

これまでに殿堂入りを果たしている人物は、フォード創設者のヘンリー・フォード氏やクライスラー創設者のウォルター・クライスラー氏、本田技研工業創業者の本田宗一郎氏、発明家のトーマス・エジソン氏などそうそうたる顔ぶれが並んでいる。


では、50年後、100年後の受賞者は誰だろうか。現在黎明期を迎え、近い将来自動車業界をはじめ社会全体に大変革を起こすだろう自動運転において、多大な評価を得る人物がいるはずだ。

■外国勢はイーロン・マスク氏、アップルのティム・クック氏….?

候補には、テスラ社CEOのイーロン・マスク氏の名が挙がるかもしれない。強烈な個性とカリスマはもちろん、電動化や独自視点のAI(人工知能)開発など先見性と行動力は他を抜きんでている。AIはこれまでの既成概念を覆すような大発明につながる可能性が高く、AI系エンジニアが最有力候補になるのではないか。

また、米アップル社CEOのティム・クック氏や米グーグルCEOのスンダー・ピチャイ氏など、自動車業界の形そのものを変えつつあるITテクノロジー系の経営責任者が受賞することも十分考えられるだろう。

■日本勢は豊田章男氏、ソフトバンクの孫正義氏…?

日本人では、100年に1度の大変革に挑む現トヨタ自動車社長の豊田章男氏や、ソフトバンクグループ会長の孫正義氏らが頭に浮かぶ。ともに日本の自動車業界、IT業界をけん引するリーダーであり、自動運転社会を大きく変えていく力を持っている。


もちろん、現時点でまったく知名度のない経営者やエンジニアが急浮上する可能性も高い。自動運転分野が持つポテンシャルはまだまだ広く高く、奥深いはずだ。

【参考】自動運転やAIの著名人については「自動運転・AI業界、偉人21人の肖像 年齢順、神童から重鎮まで|自動運転ラボ 」も参照。


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