スペイン・マドリードを本拠地に据えるスタートアップDiscoperiが、自動運転車の事故を25%減らすと発表し、注目を集めている。ブロックチェーンベースのソリューションという新技術のようだ。
同社は2016年に創業。AI(人工知能)を活用した画像認識システムの開発などに取り組んでおり、自動車に後付けできるセンサーデバイスの製品化のほか、2017年からブロックチェーン技術の導入に着手しているという。
詳細は明らかになっていないが、車載用データなどを分散して格納する「Discoperi Blockchain Protocol(DBP)」により、複数のIoTトランザクションを安全かつ安価でスケーラブルな方法で実行できるようにしたという。
各車両のセンサーが検知した膨大な量のデータを共有するための技術として、活用を見込んでいるのだろうか。2019年にベータ版、2020年に正式リリースする見込みとなっている。
先端技術に先端技術を掛け合わせるような話で理解するのが難しいとも言えそうな技術だが、トヨタ自動車などもブロックチェーン技術に注目しており、自動車開発に適用する方法を探っているという。
【参考】Discoperiについては「公式サイト」も参照。