ドイツ自動車部品最大手ボッシュの日本法人が、自動運転高精度地図の開発エンジニアを募集している。外資系企業の最先端の現場で自動運転の開発に携わる転職のチャンスだ。
ボッシュは150カ国で事業を展開する世界最大級の自動車部品サプライヤー。従業員総数は37万人を超える。日本においても100年以上の事業経験を持つ老舗で、日本国内だけで6600人超の従業員を抱える人材の宝庫だ。
求人が掲載されている「パソナキャリア」によると、仕事内容は自動運転向けの高精度地図の開発に関わるもので、完成車メーカーのクラウドから受け取った車両情報を基に地図データを生成するクラウドの構築や運営、完成車メーカーとパートナーである地図メーカーの要求仕様の分析、クラウド間のデータのインターフェースの設計や実装、クラウドのグローバルの標準アーキテクチャーのローカライズなどを担う。
【参考】転職・求人情報サイト「パソナキャリア」に掲載されているボッシュの求人は「こちら」。
■ビジネスレベルの英語力は必要
採用に向けては、システムエンジニア・ソフトウェアの開発プロジェクトとしての経験や大規模データ処理に関する包括的な知識、ビジネスレベルの英語力などが求められる。経験に応じて年収1000万円も可能だ。
自動運転分野において、同社は独ダイムラーとタッグを組んでいるほか、独フォルクスワーゲンなどと自動運転車のネットワーキング・通信の標準化を目指す業界団体「NAV Alliance」を発足させるなど幅広い分野で開発を進めている。
日本国内においても、政府が推進する自動運転の開発プログラムSIP-adusに参画し、車体周囲の360度センシングや高い処理能力を持つ車載コンピューター、高精度で自車位置を推定する研究開発などを進めており、採用条件などは異なるが地図開発エンジニア以外の人材も広く求めているようだ。
【参考】ボッシュの自動運転技術の開発については「自動運転の通信規格標準化へ VW、ボッシュやエヌビディアなどと業界団体設立|自動運転ラボ 」も参照。ボッシュの業績や日本での活動については「独ボッシュの事故データ解析技術、警視庁も注目 自動運転開発も加速|自動運転ラボ 」も参照。
自動運転の通信規格標準化へ VW、ボッシュやエヌビディアなどと業界団体設立 https://t.co/MC851dQrc2 @jidountenlabさんから
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) July 1, 2018