抜群の相性…自動運転の羅針盤「3D地図」と三菱電機の位置特定技術

海外企業との提携加速、オランダに中国?


三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:杉山武史)が、自動運転向けマップや位置情報特定技術に関するビジネス分野で事業展開を加速させているようだ。

三菱電機は2017年10月、自動運転向けの3D地図開発を世界規模で手掛けるオランダの地図関連ベンチャー企業HERE Technologies(ヒア・テクノロジーズ)社との提携を発表。2018年6月にはデジタル地図などの技術を持つ中国企業と提携を検討していることが明らかになった。







自動運転車の実現には高精度な位置情報をシステム側が把握できるようにすることが不可欠だ。そういう意味では自動運転向け3Dマップと位置特定技術は、切っても切れない関係となる。三菱電機は自社で車両の位置を特定する技術の開発を続けており、自動運転向けの地図を開発する海外企業と提携することで、よりこの分野での存在感を高めていきたい考えとみられる。

【参考】三菱電機は6月13〜15日にかけて中国・上海市で開催された先端技術見本市「CESアジア」に初出展し、人工衛星を活用した自動運転車を来場者や報道陣に向けてアピールした。人工衛星を活用した三菱電機の戦略については「三菱電機が自動運転戦略を発表 人工衛星などを活用した新技術確立へ|自動運転ラボ 」も参照。

■位置情報サービスの利用ニーズ拡大へ

三菱電機とHEREの提携は、今後の自動運転市場における「高精度位置情報サービス」の利用ニーズが拡大するという予測も背景にあったようだ。

HEREはクラウド位置情報サービス「Open Location Platform」、三菱電機の位置把握技術「高精度ロケータ」の開発をそれぞれ進めてきた経緯があり、このように両社はそれぞれ位置情報に関する技術を有しており、提携することでより位置特定の技術力もより一層高めていきたい考えとみられる。

【参考】HEREにはドイツ自動車メーカーのアウディやBMW、Daimlerが出資しており、日本勢のパイオニアや富士通とも提携関係にある。詳しくは「自動運転マップ、年内に世界100万kmカバー オランダ地図大手HERE社|自動運転ラボ 」を参照。







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