アクセル、自動運転OSの国際団体「The Autoware Foundation」に加盟

AIやLSIの知見で開発や普及に貢献



半導体ベンチャーの株式会社アクセル(本社:東京都千代田区/代表者:松浦一教)は2019年11月11日、自動運転OS(基本ソフト)の業界標準となることを目指し活動している国際業界団体「The Autoware Foundation」に加盟すると発表した。


同団体は、名古屋大学発スタートアップのティアフォーや米Apex.AIなどによって設立され、ティアフォーが開発を手掛ける「Autoware」の世界的な普及に取り組んでいる。同団体の代表理事はティアフォーの創業者である加藤真平氏が務める。

アクセル社は2017年から自動運転向けに活用可能な専用システムの研究開発でティアフォーと協業してきた経緯があり、現在もともに新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業において、完全⾃動運転に向けたシステムオンチップの開発などに力を入れている。

アクセル社は報道発表で今回の加盟について「自動運転に関する先端技術や最新の業界情報を入手することが可能になる」とした上で、「自動運転の社会実装に取り組む多くの企業と緊密な関係を構築することで、業界内でのプレゼンス向上を図っていきます」と説明している。

その上で自社のAI(人工知能)やLSI(大規模集積回路)の知見を活かし、Autowareの普及や次世代スマートモビリティの社会実装に寄与していきたい考えだという。




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