英UltraSoCの組み込み型アナリティクス技術、デンソー子会社が採用 自動運転車における監視用途

メインシステムとは独立して機能



SoC関連技術に強みを持つイギリス企業のUltraSoCは2019年10月11日までに、デンソー子会社の株式会社エヌエスアイテクスが同社の組み込み型アナリティクス技術を採用したことを明らかにした。


今回エヌエスアイテクスがUltraSoCの技術を採用したのは、自動運転車の設計分野におけるパフォーマンス監視と品質・信頼性を向上させるためとみられている。

UltraSoCの組み込み型アナリティクス技術に関しては、ハードウェアモニターをSoC自体の回路内に設置しているという特徴がある。このため、メインシステムとは独立して機能することになり、同社は「実際の動作条件下でリアルタイムにイベントを監視できる」としている。

取得したデータは専用モジュールで分析され、問題点の把握などにも役立つようだ。同社は「ハードウェアベースの安全機能とサイバーセキュリティ機能も得られる」としている。

【参考】関連記事としては「国が奨励…英政府、自動運転向けセキュリティ特化のFund組成」も参照。



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