米NYで初の自動運転商用サービス MITスピンアウト企業のOptimus Rideが提供へ

ブルックリン工業地帯の私有地で



米マサチューセッツ工科大学(MIT)からのスピンアウト企業として知られる自動運転スタートアップの米Optimus Ride(オプティマス・ライド)社は、ニューヨーク州ブルックリンの工業地帯の私有地にて自動運転を活用したシャトルバスサービスの商業提供を開始する計画を、2019年3月25日までに発表した。


米ニューヨーク州では自動運転の実証実験に関する法令を作り、既に実証実験がスタートしているが、商業目的での運用はまだ認められていない。現地メディアの報道などによれば、今回のサービスが開始されればニューヨークで初の自動運転技術を使った商用サービスとなるようだ。

今回の計画は法令の効力が及ばない私有地内で商業サービスを提供するという枠組みで、ブルックリン工業団地内の仮想境界線で区切られたエリア内で実施する。発表などによれば、エリア内では1万人近くの作業員が働いており、工業地帯内での移動にサービスが活用される見込みだ。

Optimus Rideの自動運転シャトルバスサービスは既にバージニア州レストンの複合施設内や、マサチューセッツ州ボストンの都市開発地域などで提供されている。

【参考】米国内での自動運転商用サービスについては「グーグル系ウェイモの自動運転タクシー、米アリゾナ州で商用サービス開始」も参照。



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