トヨタ社長、Woven City着工日「2月23日にしたい」 自動運転など向けに地上に3本の道 決算会見

高齢者や発明家など360人程度が住む予定



ライブ配信でスピーチする豊田章男社長=出典:トヨタ公式中継より

トヨタ自動車の豊田章男社長は2020年11月6日、2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4〜9月)についてのオンライン会見の場で、トヨタのコネクティッド・シティ「Woven City」の着工日について「来年の2月23日(富士山の2・2・3)にしたいと思っている」と語った。

Woven Cityでは自動運転の実証実験を積極的に実施していくことに触れ、自動運転向けにインフラ整備を進めていくことも強調した。その上で、地上には3本の道、地下には1本の道を整備すると説明した。







3本の道はそれぞれ「自動運転専用」「歩行者専用の道」「歩行者とスマートモビリティが混在する道」だという。地下の道については、天候に左右させずに自動運転の実証ができるというメリットがあることに触れ、物流用途でも使用することを述べた。

またWoven Cityには360人程度が住む予定で、高齢者や家族がいる子育て世代、発明家の人々が住む計画となっているという。

■「可動性(モビリティ)を社会の可能性に変える」

このほか豊田社長は「CASE革命によって自動車業界は100年に一度の変革期を迎えています」と述べ、トヨタの原点に立ち返る必要があることを強調した。

その上で「幸せの量産」をトヨタフィロソフィーと定義したことに触れ、ビジョンとして「可動性(モビリティ)を社会の可能性に変える」を掲げていることを述べた。

【参考】「CASE」(ケース)とは「コネクテッド」「自動運転」「シェアリング/サービス」「電動化」の頭文字をつなげた造語で、次世代のモビリティ社会を表している。詳しくは「CASEとは? 何の略? 意味は? コネクテッド、自動運転、シェア&サービス、電動化」を参照。

■第2四半期の連結業績は黒字を維持

2021年3月期第2四半期の連結業績は、最終損益は前年同期比45.3%減となったものの黒字を維持し、6,293億6,800万円の利益を計上した。

営業収益は前年同期比25.9%減の11兆3,752億2,300万円、営業利益は5,199億8,100万円だった。通期の営業利益の見通しは、これまでの予想の5,000億円から1兆3,000億円に予想を情報修正している。米国や中国での車両の販売が好調だったことが理由だ。

出典:トヨタ決算資料
出典:トヨタ決算資料
記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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