テスラが提供している有償の完全自動運転向けソフトウェア「FSD(Full Self Drive)」のサブスクリプションサービスが、いよいよ2021年の第2四半期から利用可能になるかもしれない。イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)がTwitterで表明している。
Q2 for sure
— Elon Musk (@elonmusk) March 1, 2021
■マスク氏、サブスクの提供開始時期に何度も言及
FSDについては、いつからサブスクリプションサービスが提供されるかについて、以前からマスク氏は何度も言及しており、注目を集めていた。
2020年4月に行われた決算説明会ではマスク氏は「2020年の後半」、2020年12月20日のTwitterでは「2021年の初頭には提供できる」とコメントしていたが、ようやく実現のめどが立ったようだ。
2021年3月2日のツイートでは、投資家からの「人々はFSDのサブスクがいつローンチされるか待ちわびている」という発言に対し、マスク氏は「第2四半期には必ず」といった返答を行っている。
今度こそ本当にFSDのサブスクサービスが2021年第2四半期から提供されるのか、注目だ。
■FSDのサブスク価格は月150〜200ドル程度?
FSDの機能はどんどんアップデートされており、それに伴って売り切り価格の値上げが繰り返されてきた。当初は5,000ドル(約53万円)だったが、現在では1万ドル(約107万円)にまで値上がりしている。
FSDのサブスクの価格についてはまだ発表されていないが、自動車アナリストなどは月額150ドル~200ドル(約1万6,000円~2万1,000円)程度になると予想している。
かなり待たされている形の自動運転機能サブスクだが、実現した際にどこまで利用が進むか、注目だ。
【参考】関連記事としては「テスラ、完全自動運転ソフトウェア「FSD」のサブスクスタートへ」も参照。