テスラ、完全自動運転ソフトウェア「FSD」のサブスクスタートへ

マスク氏「2021年初頭」とツイート



イーロン・マスク氏=出典:Steve Jurvetson/Flickr (CC BY 2.0)

テスラの完全自動運転向けソフトウェア「FSD(Full Self Drive)」が、来年にはサブスクで利用できるようになるかもしれない。

米EV(電気自動車)大手テスラのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は、2020年12月20日に「can you allow FSD to be paid for annually? Makes no sense buying FSD if I am leasing(FSDの年間払いを認めますか?もしリースをしている場合、FSDを購入することは無意味だ)」というツイートに対して、次のように答えた。







「Absolutely. We will release FSD subscription early next year.(もちろんだ。FSD機能のサブスクリプションを2021年初頭に開始するつもりだ)」

ちなみにマスク氏はFSDのサブスクリプションについては、2020年4月に行われた決算説明会で、2020年後半にサービスを展開するとしていた。

■完全自動運転向けソフトウェア「FSD」とは

今回マスク氏が言及したFSDは、テスラが有料オプションとして顧客提供している完全自動運転向けソフトウェアだ。

現段階では、アダプティブクルーズコントロールや車線キープおよび変更、道路標識の認識による一時停止、自動駐車などの機能を組み合わせたもので、完全自動運転を行うことはできないが、将来アップデートによって完全自動運転が実現する見込みだという。

すでにβ版の提供が2020年10月から始まっているが、当初、システムの導入コストが5,000ドルだったところ、6,000ドル、7,000ドル、8,000ドルと値上げし、現時点での価格は1万ドルまで達し、非常に高価なものとなっている。

FSDのサブスクリプションの価格は発表されていないが、車両をリースするなど短期間しか所有しないといった場合では、サブスクリプションを選択する方が支払金額が安い可能性がある。

またFSDについては、ほかの自動車メーカーがテスラの自動運転ソフトウェアを使用できるよう、ライセンス化して他社に提供するという方針を2020年7月に明らかにしている。

■2021年、テスラはどう動く!?

「バブル」と言われるほど株価の高騰が続いているテスラ。2020年夏に時価総額でトヨタを抜いた後も株価が上がり続け、半年足らずでトヨタの2倍を超える企業価値に達している。2021年、テスラはどういう動きをし、テスラの株価はどうなるのか、興味は尽きない。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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