求人数2カ月連続増!「自動運転」は18,965件、「MaaS」は603件 2021年1月末調査

コロナ禍の落ち込みからの回復が鮮明に



日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2021年1月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。


■自動運転:前月比4.7%増の1万8,965件、2カ月連続増

「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は、2021年1月末時点で前月比4.7%増の1万8,965件となった。増加は2カ月連続で、案件数が1万5,000件台まで落ち込んだ2020年11月からすでに大きく回復している。

転職サイト別では、Indeedが前月比4.5%増の1万6,719件、dodaが同5.5%増の1,268件、リクナビNEXTが同8.8%増の741件、マイナビ転職が同4.9%増の106件、ランスタッドが同1.2%減の79 件、エン転職が同1.9%増の52件だった。エン転職は5カ月連続増となっている。

■製造アウトソーシング業界の企業による求人も

「自動運転」の関連求人案件では、自動運転関連の技術開発に力を入れている大手自動車メーカーや部品メーカー、自動運転向けシステムなどを開発する企業で、引き続き活発な募集が行われている。企業から製造をアウトソーシングで請け負う企業による求人も目立ち始めている。


■MaaS:前月比5.2%増の603件、2カ月連続増

「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は、2021年1月末時点で前月比5.2%増の603件だった。こちらも「自動運転」と同じく2カ月連続増だ。

転職サイト別では、Indeedが前月比0.003%増の258件、dodaが同18.0%増の196件、リクナビNEXTが同1.5%減の129件、マイナビ転職が同66.6%増の5件、ランスタッドが前月と変わらず10件、エン転職が同16.6%減の5件という結果となっている。

MaaSに関する実証実験は国内で活発に行われつつあり、こうした状況を反映してか、新たにMaaSビジネスを立ち上げるために、事業開発職などを募集する企業も目立ち始めている。


記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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