利用者の元へレンタカーお届け!米でKyteが人気 自動運転時代までの有望ビジネス!?

ギグワーカー活用、新たに資金調達も



出典:Kyte公式サイト

車での移動の利点といえば、ドアツードアでの移動ができることが挙げられる。一方、レンタカーやカーシェアなどでは、店舗やカーポートまでは自分で足を運ばなくてはいけない。

自動運転時代になれば自宅まで車が来てくれるようになるため、こうした手間は解消されるが、それまでの間に有望となりそうなサービスが米国で始まって人気を集めている。「Kyte」というサービスだ。







サンフランシスコで立ち上がったサービスで、乗りたい場所までレンタカーを持ってきてくれるというものだ。

公式サイト:https://drivekyte.com/

■電動スクーターを活用してギグワーカーがデリバリー&回収

Kyteは2019年、米サンフランシスコで設立したレンタカーのデリバリー企業だ。現在はサービスをサンフランシスコ、ロサンゼルス、ボストン、ワシントンの4都市で展開している。

車両を自ら所有せずにレンタカー会社などと提携し、ユーザーが利用するレンタカーをユーザーの乗りたい場所まで届けている。ユーザーがレンタカーを使い終わった後も、ユーザーが指定した場所に車をピックアップしに来てくれる。

そしてこうした業務をこなすのが、UberEatsのデリバリースタッフのような「ギグワーカー」たちだ。彼らは「Kyte Surfers」と呼ばれ、電動スクーターをレンタカーに積んでユーザーの場所まで車で移動し、積み込んでおいた電動スクーターを帰りの足として使う。

返却の際は逆に、電動スクーターで車の場所までいき、電動スクーターをレンタカーに積んで車の保管場所まで車を運転して戻るという形だ。

■自動運転時代までの「つなぎビジネス」として有望!?

Kyteのサービスは現在の新型コロナウイルス感染拡大下においても規模を拡大している。レンタカーを取りにいく必要がないため、取りに行く過程で人混みなどを通ることを避けることができるからだ。

2021年1月3日には、同社がベンチャーキャピタル(VC)2社から900万ドル(約9億3,000万円)の投資を受けるというニュースも発表され、今後サービスエリアを拡大予定だという。

自動運転時代が来るまでの間は、このようなレンタカーの配送サービスは「つなぎビジネス」として1つのビジネスチャンスと言える。

日本でもレンタカーをレンタカー会社の担当者が届けたり回収したりするサービスは一部であるが、ギグワーカーを使ったKyteのようなサービスもいずれ誕生するかもしれない。

【参考】関連記事としては「自動運転時代に花開く「つなぎビジネス」の先見性!」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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