観光型MaaS「Izuko」、実証フェーズ3で機能・サービス大幅拡充

東急・JR東日本・伊豆急行の3社が取り組み



サービスエリアの広がり=出典:JR東日本プレスリリース

観光型MaaS「Izuko」の実証実験のフェーズ3が、伊豆エリアを中心に2020年11月16日から2021年3月31日まで実施される。Izukoは公共交通機関や観光施設、観光体験をスマートフォンで検索し、予約・決済まで完了できるサービスで、フェーズ3の実証実験では大幅にサービスや機能が拡充される予定だ。

東急株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:高橋和夫)と東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:深澤祐二)=JR東日本、伊豆急行株式会社(本社:静岡県伊東市/代表取締役社長:小林秀樹)の3社がIzukoに取り組んでおり、フェーズ1は2019年4〜6月、フェーズ2は2019年12月〜2020年3月にかけて取り組まれた。







■フェーズ3の実証実験ではどうサービスや機能が拡充される!?

フェーズ3の実証実験では、これまで実施した東伊豆や中伊豆エリアだけでなく、西伊豆や静岡市、富士山静岡空港までエリアを拡大する。デジタルフリーパスのエリアも拡大し、従来の鉄道やバスだけでなくフェリーも利用できるようにする。フェーズ2で6種類だった交通商品も10種類まで増やす。

地元事業者との連携によって伊豆の魅力を楽しんで体験できるコンテンツを開発し、観光施設や観光体験の商品数はフェーズ2の約5倍となる110種類ほどまで増やす。

当日購入のみであったチケットはフェーズ3では事前購入できるようになり、購入したチケットは好きなタイミングで利用できるようになるという。決済はクレジットカードに加え、モバイルSuicaや楽天ペイも使用でき、東海道・山陽新幹線のネット予約「エクスプレス予約」や「スマートEX」との相互リンクによる連携も開始する。

Izukoにユーザー登録する際は従来のメールアドレスやGoogleアカウントだけでなく、楽天やLINEアカウントでも登録できるようになる。

■Izuko、本格展開も近い!?

コロナ禍は観光型MaaSの実証実験の実施に一定程度の影響は与えているものの、着実に国内ではMaaS実用化の機運が高まっている。Izukoもフェーズ3で大幅に機能やサービスが拡充され、本格展開も近いことを感じさせる。

【参考】関連記事としては「MaaS(マース)の基礎知識と完成像を徹底解説&まとめ」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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