フォークリフト、自動運転技術で進化!無人搬送車(AGV)が現場を変革

豊田自動織機やZMPなどが開発に注力



物流現場で欠かせないフォークリフトに自動運転技術を取り入れる流れが、ここ数年顕著になってきた。大手企業から新進のベンチャーまで幅広い企業が参入し、無人化によるリスク軽減や労働力不足の課題解決を図ろうと、各社でプロジェクトが進行中だ。

この記事では、無人搬送車(AGV)の一種である自動運転フォークリフトの開発に取り組む企業を紹介する。







■豊田自動織機/トヨタL&F:新機能の搭載発表
出典:豊田自動織機プレスリリース

トヨタグループの豊田自動織機は社内カンパニーのトヨタL&Fを含め、自動運転フォークリフトの開発に積極的だ。

最近では、主力製品の自動運転タイプのフォークリフト「リノバAGF」に、レーザーリフレクタ誘導機能を追加した新製品の国内販売を開始した。

レーザーリフレクタ式とは、作業エリアに設置された反射板の位置をレーザースキャナで検出することで、フォークリフトが自己位置を検知しながら自律走行・稼働するシステムだ。

■ZMP:無人フォークリフト「CarriRo Fork」を展開

ロボット開発を主とするベンチャーのZMPは、2019年12月に無人フォークリフト「CarriRo Fork」を発売し、2021年3月からは遠隔で操作可能な新機能「ForkTalk(フォークトーク)」の提供も開始している。

CarriRo Forkでは2D-LiDARを活用し、「レーザー誘導型」方式で自動運転を実現している。同社が展開する小型の無人搬送ロボットと組み合わせれば、倉庫作業における省人化の効果はさらに大きくなる。

■SMITH & FACTORY:開発への着手を発表
出典:SMITH & FACTORYプレスリリース

2020年8月設立のSMITH & FACTORYは、東京大学発AIベンチャーであるTRUST SMITH傘下の企業で、最先端のAI・ロボティクス技術を活用し、製造業や運送業における工場や倉庫の完全自動化への支援を行っている。

そして2021年1月にフォークリフトの衝突防止システムの開発に成功したことを発表し、同年5月には無人フォークリフトの開発に着手したことを発表している。

■【まとめ】「働く車」の自動運転化が進む

そのほか、三菱ロジスネクストも無人フォークリフトを2024年までに開発することを目指しているようだ。三菱重工と共同で画像認識やセンサー技術を活用し、段階的に開発することが報じられている。

タクシーやバス、建機など、さまざまな「働く車」の自動運転化が進む昨今。AGVの一種であるフォークリフトの自動運転化からも目が離せない。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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