自動運転の無人交番、日本の三笠製作所が開発!ドバイ万博に納車

Hakobotの小型自動運転車両も搭載予定



出典:三笠製作所プレスリリース

制御盤の設計・製造などを手掛ける株式会社三笠製作所(本社:愛知県犬山市/代表:石田繁樹)は2021年8月9日までに、ドバイ警察と共同開発を進めていた世界初の移動式交番「SPS‐AMV」(Smart Police Station-Autonomous Mobile Vehicle)の2号機を、10月1日に開幕するドバイ万博に向けて納車することを発表した。

■住民がスマホで呼び出せる移動無人交番

SPS-AMVとは遠隔自動運転型の移動無人交番だ。電動ビークルに警察行政サービス端末を搭載したもので、ワイヤレス充電や太陽光発電機能なども搭載されるようだ。ちなみに1号機は2018年にお披露目されている。







【参考】関連記事としては「愛知県の三笠製作所、ドバイ警察の移動式交番を共同開発 自動運転技術活用」も参照。※以下の動画は1号機のYouTube動画。

SPS-AMVは住民がスマートフォンで呼び出すことが可能で、住民に対しては、各種支払いサービスや住民票の発行、遺失物の紛失・盗難届の受付など、約30の行政サービスを提供する。

ちなみに自動運転の形式だが「遠隔自動運転」とのみ説明されており、完全無人なのか、セーフティドライバーが同乗するのか、などは明らかにされていない。詳しくはドバイ万博で判明することになりそうだ。

またSPS-AMVには、速度違反や駐車違反を自動検出する「360度カメラシステム」も搭載される予定だという。また警察本部ではこのカメラシステムを使い、ライブストリーミングで移動交番の外の映像をVR視聴することが可能になるという。

■Hakobotの小型自動運転車両を搭載

さらに今回の2号機からは、日本のHakobot社の小型自動運転車両の搭載が予定されている。三笠製作所は2018年にHakobot社と業務提携を行なっている経緯がある。

ちなみにHakobot社に関しては、実業家の堀江貴文氏がアドバイザーに就任したことが過去に発表されており、堀江氏はHakobotの小型自動運転車両について「移動パトカー的な動きをしようとおもってます」とNewsPicksでコメントしたことがある。

■三笠製作所の存在感が一気に高まる!?

自動運転技術の開発に取り組んでいる日本企業は増えているが、三笠製作所のように無人交番プロジェクトに携わっている企業は耳にしない。しかし「自動運転×警察」は有望分野とみられており、ドバイ万博を機に三笠製作所の存在感が一気に海外で高まるかもしれない。

▼三笠製作所公式サイト
https://www.mikasa-med.co.jp/
▼2020年ドバイ国際博覧会公式サイト(※開催期間がコロナ禍の影響で、当初の予定から2021年10月1日〜2022年3月31日へと延期されています)
https://www.expo2020dubai.com/

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
登壇情報









関連記事