自動運転領域は「インテルよりアーム」なのか…高まる存在感 国際組織設立、トヨタも参画

AVCC、「安全性」や「低価格化」もキーワード





出典:Armプレスリリース

ソフトバンクグループ傘下の半導体設計大手・英アームは2019年10月11日までに、完全自動運転車の実現を推進するための国際コンソーシアム「Autonomous Vehicle Computing Consortium」(AVCC)の発足について報道発表を行った。

メンバーは日本のトヨタやデンソーのほか、ボッシュやコンチネンタル、ゼネラルモーターズ(GM)、NVIDIA、NXPセミコンダクターズ。どの企業も自動運転分野における技術開発に力を入れており、同領域における有力コンソーシアムとして、今後の動向も注目される存在であると言える。







同コンソーシアムの活動をスタートさせることに合わせ、「自動運転車のスケーラブルな展開促進に向け、システム・アーキテクチャと演算プラットフォームに関する一連の推奨事項を策定」(報道発表)するとしている。

AVCCの構成メンバー=出典:AVCC公式サイト
■自動運転領域では「インテルよりアーム」とも

アームは1996年から車載用途向けチップの設計に力を入れており、先進運転支援システム(ADAS)用途や車載情報通信(IVI)用途におけるアームの存在感は世界的なものだ。2018年9月には同社が「世界初」とする自動運転対応プロセッサも発表している。

半導体はパソコンや自動車など現在さまざまな領域に供給されているが、自動運転業界においては「インテルよりアーム」と言われることもある。そんなアームが主導して今回コンソーシアムを立ち上げただけに、今後加盟企業が急速に増えていく可能性がある。

■「安全性」や「低価格化」もキーワード

今回のコンソーシアムでは「安全性」や「低価格化」もキーワードに、自動運転車の量産化に向けた取り組みを進めることも目標とされている。アームが報道発表で述べている言葉からは自動運転業界における意気込みを感じる。下記を紹介して記事を締めくくりたい。

「すべての当事者と、世界各地の自動車エコシステムのメンバーに対し、一度にひとつのマイルストーン、一度にひとつのブレイクスルーという形で業界の未来の構築に向けた課題を受け入れること、同時に、こうした重要な進化の一つひとつを技術コミュティと共有することを呼びかけます」

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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