Uber、ロボタクシー注力へ「異例の3,300人解雇」か?

最大規模の人員の解雇



米Uberが約3,300人の従業員を削減すると発表した。


コロナ禍以来、最大規模となる今回のレイオフ。将来的に人間によるライドシェアをロボタクシーへと置き換えることを見据え、既存のライドシェア事業を縮小・解体するための動きの可能性がある。

Uber自身は、今回の人員削減がAIによって直接引き起こされたものではないと説明している。しかし、その一方で自動運転車への巨額投資を進めており、今回の組織再編が将来の事業モデルと無関係とは考えにくい。

編集部おすすめサービス<PR>
自動車保険 スクエアbang!(一括見積もり)
「最も安い」自動車保険を選べる!見直すなら今!
新車定額!リースナブル(車のカーリース)
お好きな車が月1万円台!頭金・初期費用なし!
車業界への転職はパソナで!(転職エージェント)
転職後の平均年収837〜1,015万円!今すぐ無料登録を
タクシーアプリは「DiDi」(配車アプリ)
クーポン超充実!「無料」のチャンスも!
編集部おすすめサービス<PR>
スクエアbang!
「最も安い」自動車保険を提案!
リースナブル
新車が月々2万円から!
パソナキャリア
転職後の平均年収837〜1,015万円
タクシーアプリDiDi
クーポンが充実!「乗車無料」チャンス
ジェイエイシーリクルートメント

■企業部門の10%相当の人員削減

Uberで削減される約3,300人は、同社の企業部門の従業員のおよそ10%に相当する。

世界全体の従業員数は2025年末時点で約3万4,000人。今回の削減は、2020年5月に約6,700人を削減して以来、最大規模だ。対象は企業部門の従業員であり、Uberの提携ドライバーが3,300人削減されるわけではない。


CEOから7階層以上離れた位置にいる従業員を20%削減する方針だ。直属の部下が1〜2人しかいない管理職も人数を約半分に減らす。急速な事業拡大によって増加した中間管理職などの階層を整理し、意思決定を速くすることが狙いとなっている。

責任の所在を明確にし、従業員を社内調整ではなく製品開発に集中させる。削減によって生まれた資金は、成長やイノベーションに振り向ける方針だ。

■背景にあるロボタクシーへの転換

これまでUberは、人間のドライバーと乗客をアプリでつなぐことで事業を拡大してきた。しかし、WaymoTeslaなどが自動運転車の開発・展開を進めるなか、将来的には「ドライバーが存在しない配車サービス」が現実になる。

もし自動運転車を保有する企業が、車両だけでなくソフトウェアや配車サービスまで自社で運営すれば、Uberはこれまでとは異なる競争にさらされる。


そのためUberは、ロボタクシーを単なる脅威として捉えるのではなく、自社のプラットフォームに取り込む方向へ動いている。

同社は今後数年間でロボタクシーに100億ドル以上を投資する計画であり、自動運転システムを開発する企業を支援しながら、Uberのアプリをドライバーなしの移動サービスをつなぐ世界的なマーケットプレイスへと発展させようとしている。

■「事業の転換点」か

人間のドライバーを中心とする事業では、ドライバーの採用、サポート、安全管理、関係構築など、多くの人員や業務が必要になる。一方、ロボタクシーが普及すれば、こうした業務の構造は大きく変化する。

今回の3,300人削減は単なる経費削減ではなく、Uberが「人間のドライバーを大量に必要とする企業」から「自動運転車を含む移動サービスのプラットフォーム」へ変わろうとしていることを示す動きとも考えられる。

【参考】関連記事としては「Uberが「ロボタクシー企業」に業態変更か」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




関連記事