中国WeRide、ロボタクシー売上「3カ月で2.4倍」

世界13カ国60都市へ展開



自動運転技術の開発を手掛ける中国企業WeRideがこのほど、2026年第2四半期(2026年4〜6月)の決算を発表した。


当期の全体の総売上高は前年同期比82.2%増の2億3170万人民元(約49億円)に達し、前四半期比でも103.1%増と急成長を遂げている。

中でも特筆すべきは、中国市場におけるロボタクシー事業だ。非常に好調に推移しており、配車サービス売上高は、前四半期比で2.4倍となった。

▼2026年第2四半期(2026年4〜6月)の決算|WeRide
https://ir.weride.ai/news-releases/news-release-details/accelerating-european-expansion-through-proven-asset-light-model

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■1日乗車回数は1台21回超に

出典:WeRideプレスリリース

売上増加は、広州市や北京市などの主要都市で無人走行エリアを大幅に拡大させたこと、ユーザー層の広がりにより乗車回転率が増えたことなどが寄与したとみられる。


乗車の効率性も高まった。2026年第2四半期における車両1台あたりの1日平均乗車回数は、前四半期比24%増となる21回を超えているが、ピーク時には1日28回の乗車を記録した日もあった。

また、あわせて登録ユーザー数も前四半期比で35%も増加しており、1台あたりの採算性と効率性が着実に改善している。

■欧州や中東での「資産の軽量化戦略」が奏功

海外事業の売上高も前年同期比164.4%増と目覚ましい伸びを見せている。同社は対象国の企業とパートナーシップ契約を結ぶことで、車両資産を自社で過剰に抱えこまず、技術のみを供与する戦略を展開している。

欧州市場におけるスペインのマドリード市やスイスのチューリッヒ市、デンマークなどの各都市のパートナー企業に加え、中東のアブダビやドバイでもすでに進出している配車大手の米Uber(ウーバー)などと連携しながら事業域を急拡大している。


■世界13カ国60都市へ展開

WeRide社のレベル4自動運転車両は、2026年7月末時点でロボタクシー1,800台以上を含む約3400台規模にまで達している。そしてサービス展開は世界13カ国60以上の都市にまで伸びている。

自動運転の商業化フェーズを着々と進めているWeRide社。世界戦略にこれからも注目だ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
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