
Tesla(テスラ)がアメリカ国内で展開している自動運転のロボタクシーは、「実は稼働台数が少ない」という指摘が出ている。派手に報道されて大きな注目を集めているが、実際の運営実態とは乖離があるのだろうか。
指摘しているのは、投資リサーチ会社のGLJ Research(ジー・エル・ジェイ・リサーチ)のGordon Johnson(ゴードン・ジョンソン)氏。現在稼働しているテスラのロボタクシー車両は31台にとどまるという。
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■「監視なし」は14台だけ?
Johnson氏は、さらにその中で監視なしで運行できる車両は14台しかないとしている。つまり、すべてのロボタクシーが完全に人の手を離れて運行しているわけではないと指摘しているわけだ。
これらの車両は、あらかじめ設定された限定区域内(ジオフェンス)でのみ運行されており、万が一の際には遠隔から人間が介入できる体制も整えられているという。もちろん、これは安全性を確保するためには必要な仕組みではあるが…。

■なぜ市場はテスラを高く評価している?
それでも、テスラの企業価値は高い水準を維持している。
その背景には、投資家がロボタクシー事業の将来性を高く評価しているからだ。もし完全自動運転による配車サービスが世界規模で普及すれば、既存のタクシー業界やライドシェア市場を大きく変える可能性がある。
現在の高い評価は、目の前の収益や運用台数よりも、将来的に数万台、数十万台規模へ拡大するという「期待値」が大きく反映されているといえる。
■期待先行か?本格普及への第一歩か?
テスラのロボタクシー事業は、自動運転の未来を占う重要な取り組みの一つとして、注目を集めていることは間違いない。ただ、今回の件がどうというより、一般論として報道は過度に盛り上がることもある。
テスラに関しても、実際の進捗状況を冷静に見極めていく必要があるのは確かだ。
【参考】関連記事としては「テスラの自動運転機能(FSD)とロボタクシーを徹底解説」も参照。












