
米EV(電気自動車)大手テスラが、人の介入なしに充電や洗車が可能な「巨大洗車場」を建設中だ。ネバダ州ラスベガスに、充電や清掃、洗車をこなす自動運転タクシー(ロボタクシー)専用の洗車場を設置し、稼働のための許可申請を行っていることがこのほど判明した。
完全自動運転のロボタクシー実用化を目指すテスラだが、自動運転車のためのインフラ整備も積極的に行っているようだ。
テスラは2026年4月、ロボタクシー専用車「Cybercab」の量産をスタートさせたばかりだ。この車両はハンドルもペダルもなく完全自動運転を行うことを目指している。そのためには、人の介在なしに充電や清掃が可能になる自動化されたインフラが必要になるというわけだ。
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■ロボタクシー専用の洗車場とは?
ロボタクシー専用の洗車場は、2026年5月12日にネバダ州クラーク郡に許可申請が行われたことで明らかになったようだ。ラスベガスはクラーク郡に位置する。申請書には「Tesla Center Mohawk Cybercab Phase 2 Car Wash」との記載がある。
Tesla has reportedly submitted plans for a carwash dedicated for Robotaxis in Las Vegas. The permit, filed with Clark County on May 12th, describes “Tesla Center Cybercab Phase 2 Car Wash.”
According to the project description, the work involves interior and exterior… pic.twitter.com/BayBYP7kSv
— Sawyer Merritt (@SawyerMerritt) May 14, 2026
この事業の計画書には、既存施設の内装と外装の改修も含まれているようだ。具体的には、洗車用エンクロージャー(囲い構造)の建設のほか、タイヤ整備設備の移設、電力用配線ダクトの設置などが予定されている。
米メディアの調査によると、衛星画像により建物がすでに完成していることが判明した。施設の広さは約36,000平方フィート(約3,344平方メートル)で、約55台分の駐車スペースを備えているという。そして洗車スペースが2つ、整備スペースが6つあることが確認されているようだ。
単なる洗車施設にとどまらず、テスラが以前から言及していた集約型のハブ拠点のような施設を目指しているのかもしれない。ただし、スーパーチャージャーは上空からは確認できていないようだ。屋内に設置しているとも考えられる。
■なぜラスベガスに建設した?
ラスベガスは、テスラが長年テスト拠点としてきた場所だ。またリチウムイオン電池を生産するギガファクトリーもネバダ州にある。
2025年6月にテキサス州オースティンで念願のロボタクシーサービスを開始したテスラ。同年7月にはカリフォルニア州サンフランシスコでもタクシーサービスを開始した。また最近はテキサス州ダラスとヒューストンにもサービスエリアを拡大している。
さらに今後はネバダ州でもロボタクシーサービス開始を視野に入れていることが、求人情報から判明しているようだ。特にラスベガスの独特なレイアウトはサービス展開に適しており、またタクシー需要が高いため、Cybercabの大規模導入の最有力候補地として理想的だという。
■【まとめ】マスクCEOのもくろみは成功する!?
テスラのCEO(最高経営責任者)であるイーロン・マスク氏はかつて、ロボタクシーによる移動コストがバスの運賃よりも将来安くなると予言している。その低コストを実現するためのカギは、人間の労働力を排除した徹底的な「運用の自動化」だ。
ラスベガスの砂漠の中に姿を現したこの施設は、私たちの移動の概念を根底から変える未来のインフラの第一歩になるかもしれない。
【参考】関連記事としては「テスラが街中に「謎の工場」を設置 自動運転対応用か」も参照。













