
米Google系の自動運転開発企業Waymo(ウェイモ)が、欧州で自動運転タクシー(ロボタクシー)サービスを展開する計画を立てていることが判明した。欧州進出最初の都市は、英国の首都ロンドンだ。
2018年に世界で初めてロボタクシーを商用化したWaymoは、米国の各都市でサービスを展開していたものの、これまで海外進出はしてこなかった。同社が海外展開最初の都市にロンドンを選んだ理由は何だったのだろうか。
なおWaymoは2025年4月から、東京でロボタクシーのテスト走行をスタートしている。次の海外進出都市は東京になるかもしれない。
▼Hello London! Your Waymo ride is arriving|Waymo
https://waymo.com/blog/2025/10/hello-london-your-waymo-ride-is-arriving
【参考】関連記事としては「Google/Waymoの自動運転戦略まとめ ロボタクシーの展開状況は?」も参照。
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■2026年からサービス開始予定

Waymoは2025年10月15日、ロンドンで2026年から完全自動運転によるロボタクシーサービスを開始する計画を発表した。米国以外では初の展開となる見通しで、米国と同様、運転席に人間がいないドライバーレスでのサービス提供となる。
ロンドンでのサービスはWaymo単独で行うのではなく、ナイジェリアに本拠を置くモビリティ系フィンテック企業「Moove(ムーブ)」と協力して実施する。今後数カ月でサービス導入に向けた基盤整備を進めるほか、商用運行に必要な許可を得るために地方自治体や政府当局との協議も継続して行うという。
Waymoの共同CEO(最高経営責任者)であるテケドラ・マワカナ氏は、「Waymoの信頼性や安全性、そして『魔法のような体験』をロンドンの皆さんにお届けできることを嬉しく思います。Waymoは運行する地域で道路をより安全にし、移動をより身近なものにしてきました。私たちは完全自動運転ライドシェアを責任を持って拡大できることを実証しており、その恩恵をイギリスにも広げられる日を楽しみにしています」とコメントしている。
■Waymoと英国のこれまでの関係
Waymoはこれまで、英国と深い関係を築いてきた。ロンドンとオックスフォードには同社初の海外エンジニアリング拠点を持ち、完全自動運転技術の開発に欠かせない大規模かつクローズドループ型のシミュレーション技術を推進するチームが研究開発を行っている。Waymoによると、これは自動運転開発における「ゴールドスタンダード(最高水準)」とされる手法だという。
また、Waymoは英国の高級自動車メーカーであるジャガーランドローバーとも提携している。Waymoは米国でジャガーのEV「I-PACE」に自社開発自動運転システム「Waymo Driver」を搭載し、ロボタクシーサービスを行っている。米国での完全自動運転のロボタクシーサービスの提供数は、毎週数十万件を突破している。
英国の運輸大臣であるHeidi Alexander氏は以下のように期待を寄せている。
Waymoが来年、私たちの提案する実証プログラムのもとでロンドンにサービスを導入する意向を示したことを嬉しく思います。自動運転分野の発展は、交通手段の多様化を促進すると同時に雇用や投資、新たな機会をイギリスにもたらすでしょう。このような最先端の投資は、私たちが新技術の世界的リーダーとなるという目標を実現し、地域社会に真の変化をもたらす原動力になります。
またロボタクシーの導入は視覚障がい者を含む多様な人々に新たな移動の可能性を開くとして、視覚障がい者のほか交通安全団体からも歓迎の声が上がっているようだ。
■Waymoの東京ローンチにも期待
Waymoの車両運用パートナーであるMooveは、Waymo車両の清掃や充電、保管などを担当している企業だ。両社は2024年12月にパートナーシップを結んだことを発表している。Mooveはフリート運営や施設管理、充電インフラを担当、Waymo自動運転車の円滑な運用をサポートし、2025年にフェニックスでの運用を開始し、2026年にマイアミへ拡大するという計画だ。
ロンドンの次の海外ローンチは、東京になるのか。日本でWaymoの進出を手助けしているのは、タクシー事業者の日本交通と国内配車サービス最大手GOだ。東京での実用化についても引き続き注目したい。
【参考】関連記事としては「Googleの自動運転車、「トヨタより先」に東京都民に浸透」も参照。












