テスラの自動運転車、実は「Xboxのコントローラー」で手動操作か

情報筋がサイバーキャブについて明かす



出典:Tesla公式サイト

米EV(電気自動車)大手のテスラは、自動運転タクシー専用車「Cybercab(サイバーキャブ)」のプロトタイプを2024年10月に発表した。この自動運転車両が、現時点ではゲーム機のコントローラーで操作されている可能性が浮上した。情報筋が明かしたこととして、米メディアで報じられた。

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■車内の人がコントローラーで操作?

Cybercabは2人乗りの完全自動運転専用設計となっており、この車両を用いて、自動運転タクシーサービスを開始する計画が発表されている。車両は2026年末までには量産がスタートする見込みで、価格は3万ドル(約470万円)以下に抑えられるとされている。


現在、テスラはCybercabを米カリフォルニア州ロサンゼルスのピーターセン自動車博物館に貸し出している。同博物館の公式YouTubeでは、テスラのチーフデザイナーであるFranz von Holzhausen氏へCybercabについてのインタビューを行っている。

また博物館の公式Instagramでは、Cybercabが走行する様子が紹介されている。車両が展示会場に到着する際の動画だ。

▼Instagramの投稿
https://www.instagram.com/reel/DDsIx7ry4Hl/?utm_source=ig_embed&ig_rid=cdf78277-9d17-4bc3-aa16-b594063b3bbf


そして米メディアの報道によると、その際にCybercabの車内にいる人がXboxのコントローラーのようなものを使って車両を操作していたという。このコントローラーはケーブルで車両に接続されていたという。

■ゲーム機のコントローラーで操作する事例はある

自動運転車をゲーム機のコントローラーで操作する例はこれまでにもいくつかあった。茨城県境町などで定常運行している自動運転バス「ARMA」でも、Xboxのコントローラーが手動操作のための端末として採用されている。この運行を手掛けているのは、ソフトバンク子会社のBOLDLYだ。

ソフトバンクの公式サイトで、境町でのBOLDLYの取り組みについて紹介されている。それによると「境町で運行している自動運転バスは、ドライバーの監視が必要とされるレベル2に当たりますが、実際にはほとんど自動運転で走行しており、手動操作となるのは現在3割程度です」との記載がある。

▼自動運転バスやドローンの活用で交通・物流のスマート化へ。河野デジタル大臣が茨城県境町を視察|ソフトバンクニュース
https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20221020_01


そして「コントローラーを使って手動操作されます」との一文とともに、Xboxのコントローラーの写真も掲載されている。写真を見る限りでは、市販されているものと同様の製品のようだ。

出典:ソフトバンク公式サイト

またコクヨグループのコクヨロジテムと東京大学発スタートアップのARAVは、フォークリフトの遠隔操作・自動運転技術の実証実験を2024年8月から開始しているが、ここでもゲーム機のコントローラーが用いられている。

プレスリリースで公開されている写真によると、ゲーム機のコントローラーで遠隔操作している様子が分かり、その形から「PlayStation 5」(PS5)のコントローラーを使っているように見える。

出典:(左)ARAVプレスリリース/(右)PlayStation公式サイト

■商用展開時もコントローラー付き?

Cybercabが商用展開されるときにもゲーム機型のコントローラーが車内に取り付けられるのだろうか。なおピーターセン自動車博物館ではCybercabを2025年1月初めまで展示しているということで、実際はどうなのかと実物を見に訪れる人も出てきそうだ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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