自動車メーカー系採用が激アツ!?自動運転&MaaS、気になる求人4選【2024年9月】

大手企業から注目のスタートアップまで

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出典:Ian Muttoo / Flickr (CC BY-SA 2.0)

自動運転技術を移動サービスに実装する取り組みが前進しつつある。今年も4分の3が終わろうとしているが、技術開発の勢いは増すばかりだ。そんな中、自動車メーカー関連の求人が目立つ状況となっている。

自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2024年9月版では、各社が公開している案件から、特に注目したい自動運転&MaaS案件をピックアップして紹介していく。

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■本田技術研究所:運転支援・自動運転システムの研究開発

ホンダの研究開発部門を分社化した本田技術研究所では、運転支援・自動運転システムの研究開発(開発プロジェクトマネージメント)を担う人材を募集している。各地域向けに最適化されるベースとなる商品開発から最先端の技術開発まで、「グローバルのHonda四輪開発をリードする仲間」を求めているという。

先進安全支援システム(運転支援・自動運転・駐車支援)と視界支援システムにおける
OTA適応のためのプロジェクトマネージメントを担当する。製品例として、Honda SENSINGや Honda SENSING 360、Honda SENSING Elite、Honda パーキングパイロットが挙げられている。

応募には開発プロジェクトマネージメント経験が必要で、アジャイル開発の知識や経験、Automotive SPICEの知識があればなお望ましい。勤務地は栃木県芳賀郡芳賀町で、相談の上リモートワーク可となっている。想定年収は450~1,000万円だ。

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■日産自動車:次世代バッテリー・電動化・自動運転の先行開発・研究開発業務

日産のR&D部門では、次世代バッテリー・電動化・自動運転といった自動車の先行開発担当者を募集中だ。具体的には、全固体電池など次世代バッテリーのほか、コネクテッド技術、モデルベース開発環境や解析シミュレーションプラットフォーム、自動運転の研究開発を経験・スキル・志向に応じて担当するという。

日産は長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」のもと、今後5年間で約2兆円を投資し、電動化と技術革新を加速していく。積極的な第二新卒ポテンシャル層採用を行っており、2022年からR&D事業部のみで第二新卒を約70名採用しているという。

求めているのは、大卒以上・理系出身または、ITエンジニアの実務経験もしくは同等の知識・経験がある人材で、業界・職種は経験不問だ。TOEIC・IPが500以上またはTOEFL iBT 52以上相当の英語力が必須となる。勤務地は神奈川県横浜市、基本月給は25万円からとなっている。

https://jp.indeed.com/viewjob?jk=828520ab7e5beb0c

■トヨタファイナンシャルサービス:MaaSアプリの運用責任者

トヨタ自動車の100%子会社であるトヨタファイナンシャルサービスは、係長級(課長級候補)として、MaaS事業である「my route」のサービスのオペレーション実務やメンバーと委託先のマネジメントを担う人材を募集している。

応募の際の必須条件は大学院・大学卒以上で英語力があり、複数のステークホルダーが関わるプロジェクトのマネジメントができることとなっている。さらに定量定性的な分析をもとにプロジェクトの方針策定経験や、情報収集・分析・課題抽出・発信・提案といったPDCAの基礎動作でリード経験なども必要となる。

勤務地は東京都千代田区だが、海外赴任の可能性があるようだ。予定年収は660~1,088万円。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3011215046/

■newmo:CFO直下・管理会計担当

タクシー・ライドシェア事業を手掛けるnewmo(ニューモ)は、メルカリの元幹部が2024年1月に創業したスタートアップだ。同社は管理会計業務を中心に担当する人材を募集中だ。

具体的な業務内容として、会計方針の決定やオペレーションの構築など設計から運用までのハンズオンのほか、予実管理・原価管理~経営分析や経営陣とのコミュニケーション、現預金や資金繰りなどの管理、会計士・税理士・銀行・株主対応、オペレーション担当者のマネジメントが挙げられている。

応募には大学・大学院卒で管理会計業務の経験が必須となり、事業会社における管理会計業務の5年以上の経験があれば望ましい。勤務地は東京都港区、想定年収は804~1,100万円となっている。

https://next.rikunabi.com/rnc/docs/cp_s01880.jsp?rqmt_id=106177501001

■大手企業の求人も多数

自動運転やMaaS開発のほか、日本版ライドシェアが解禁された今年からはライドシェア関連の求人が急増している。業界未経験者でも可としている求人がほとんどのため、必要な知識・経験があればチェレンジ可能だ。

最新の技術・サービスを開発する会社で自分の力を発揮してみてはいかがだろうか。大手自動車メーカーから注目のスタートアップまで、さまざまな企業が募集を行っている。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)



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