コーディネーター職も!自動運転&MaaS、気になる求人4選【2024年8月】

大手企業からベンチャーまで求人は増加傾向



クルマのサブスクやタクシー配車サービスなど、新しい分野のサービスがここ数年で本格化している。それに伴い、技術開発のほかプロジェクトマネジメントなどの求人も増加傾向だ。


自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2024年8月版では、各社が公開している案件から、特に注目したい自動運転&MaaS案件をピックアップして紹介していく。

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■江崎グリコ:ロジスティクス部配属

総合食品メーカーの江崎グリコでは、ロジスティクス部で正社員を募集している。ロジスティクス部物流開発グループまたは常温輸送・輸出グループのいずれかに配属される。物流開発グループでは、AI(人工知能)やIoT、自動運転など、物流を取り巻く環境の進化への対応やCO2排出などの環境問題、ドライバー不足、労働時間制限などの社会問題の解決を図りながら、グリコの新しい物流体制を構築していくという。

また常温輸送・輸出グループでは、各種案件の取りまとめからオペレーションの効率化の実現および変革の提案、実行を担い、既存の業務にとらわれない輸出業務の高度化実現を行っていく。

勤務地は大阪府大阪市の歌島本社で、年収は500万〜850万円となっている。応募には倉庫や物流センターにおける3PL業務・改善業務の経験または、ロジスティクス業務の経験が必須となる。


https://jp.indeed.com/viewjob?jk=cbd87621d7e4b239

■先進モビリティ:プロジェクトコーディネーター

東京大学発ベンチャーの先進モビリティは、車両用自動運転システムの研究開発・事業化を行っている。同社は自動運転システムに関するプロジェクトコーディネーターを募集中だ。実証実験や開発受託案件などの個別のプロジェクト案件の管理運営を担当するポジションになる。

勤務地は茨城県つくば市で、年収は500〜900万円。応募の際は、プロジェクト管理業務3年以上の実務経験のほか、開発プロジェクトマネジメント経験、顧客とコミュニケーションを取りながら業務を行った経験が必須となる。

https://jp.indeed.com/viewjob?jk=9c878d35d43ddbdd


■KINTOテクノロジーズ:バックエンドエンジニア(中古車)

トヨタグループでモビリティサービスを支える技術の開発などを担うKINTOテクノロジーズでは、クルマのサブスク「KINTO ONE」に続く新しいモビリティサービスを提供すべく、KINTOと共に新規ビジネスを創出し、テクノロジーで支援するエンジニアを募集している。

具体的には、中古車市場の新規開拓のためにKINTOが新たに手がける中古車モビリティサービスにおいて、新規・既存機能のバックエンド開発や運用業務、障害対応などを担当するようだ。

勤務地は東京都中央区または千代田区、予定年収は790~1,620万円となっている。応募の際の必須条件は、SpringBootを用いた3年以上の開発経験、Java8以降の関数型プログラミング経験、Webアプリケーション開発経験、GitHubを用いた開発経験などだ。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3010913798/

■DiDiモビリティジャパン:法務アシスタント

タクシー配車アプリ事業を手掛けるDiDiモビリティジャパンは、ソフトバンクと中国ライドシェア大手DiDi Chuxing(滴滴出行)の出資により2018年6月に設立された。同社は利用企業(パートナー企業)拡大のため、法務アシスタントを担う人材を募集中だ。初級の法務・コンプライアンスの仕事、ファイリング、スケジューリングなどのアシスタント業務を行うという。

勤務地は東京都港区の本社で、予定年収は500〜700万円。契約社員としての採用となる。応募には法務またはコンプライアンス部門で働いた1年程度の経験が必須で、英語または中国語初級ができれば歓迎される。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3011009188/

■【まとめ】募集職種も多様化

モビリティサービスが多様化するにつれて、必要とされる職種の幅も広がってきた。特に最近では、技術開発のほかサービス運営関連の職種が目立つ。

職種により必須経験などは異なるが、ほとんどの企業で経験業界を問わない場合が多い。専門技術・経験があるなら、他業界に転職するチャンスかもしれない。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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