この記事では、現在人気急上昇中のDiDiなどのタクシー配車アプリ利用の際の「迎車料金」について説明する。
タクシーに乗る際に配車アプリを使っている人が急増中だ。今や一般的になってきたタクシーアプリだが、迎車料金の支払いは必要になるのだろうか?
そもそも迎車料金とは、利用者がタクシーを手配し迎えに来てもらう際に発生する料金のことで、正確には「迎車回送料金」という。迎車料金の有無はサービス提供各社により異なる。迎車料金なしのタクシーアプリはあるのだろうか?
よりお得にタクシーを利用するために、迎車料金について詳しく説明する。
【参考】関連記事としては「タクシーアプリのクーポン情報まとめ!DiDi、GO、S.RIDE、Uberなど」も参照。
記事の目次
■迎車料金なしのタクシーアプリはある?
迎車料金なしのアプリとしては「フルクル」や「MKスマホ配車アプリ」がある。
地域によっては迎車料金を取っていないタクシー会社も多い。しかし東京などの大都市圏では、迎車料金を徴収するのが一般的となっている。そのため、「DiDi(ディディ)」「GO(ゴー)」「Uber Taxi(ウーバータクシー)」「S.RIDE(エスライド)」といった主なタクシーアプリでは迎車料金の支払いが必要なことが多い。ただしエリアによっては、迎車料金不要になる。
迎車料金はタクシー会社により異なるが、北海道札幌市で200円、埼玉県さいたま市や千葉県千葉市で400円、神奈川県横浜市で500円、東京23区で400〜500円、愛知県名古屋市で200円、大阪府大阪市で400円、福岡県福岡市で300円といった具合だ。首都圏で高く、地方で低い傾向となっている。
タクシー会社によっては、その地域の標準より迎車料金を低く設定していたり、迎車料金なしにしていたりといった場合もある。タクシー会社ごとの正確な迎車料金を掲載しているアプリもあるため、事前に確認したい。各サービスの迎車料金やアプリ手配料についての情報を、それぞれ整理して記載しよう。
DiDi(ディディ)タクシー
DiDiは迎車料金ありで、料金はエリアやタクシー会社によって異なる。一方、予約以外の通常配車(即時配車)は、アプリ手数料がかからない。
DiDi
DiDiでは友達紹介システムなどを利用すると、お得に乗車することができる。また、キャンペーン期間中に特定エリアでクーポンコードをアプリ上で入力すると、10%オフクーポンがプレゼントされる「みんなおトク割」などのキャンペーンを実施している。
そのほか、現在は大阪限定で初乗り相当が10回無料になったり、平日の乗車料金が毎回10%オフになったりといったさまざまなキャンペーンを展開中だ。今すぐアプリをインストールしよう。
【参考】関連記事としては「DiDi(ディディ)タクシーのクーポンコード・キャンペーン一覧」も参照。
GO(ゴー)タクシー
タクシーアプリ国内最大手のGOは、島根県と鳥取県以外の全国46都道府県でサービスを展開している。GOは迎車料金ありで、料金は各タクシー会社の規定に応じて定められている。アプリの「タクシー会社一覧」から、具体的な迎車料金を確認できる。
そのほか、アプリ手配料も加算される。GOでのタクシー注文の際に、加盟タクシー事業者によって定める迎車料金に加え、タクシー会社によってはアプリ手配料100円が発生する。アプリ手配料が発生するエリアについては、公式サイトに記載されている。
GO
【参考】関連記事としては「GO(ゴー)タクシーのクーポン情報まとめ!新規登録500円、友達紹介で2,000円も」も参照。
S.RIDE(エスライド)
ワンスライドで簡単に操作ができるタクシー配車アプリであるS.RIDEは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・宮城県・石川県・愛知県・大阪府・宮崎県でサービスを展開している。迎車料金の支払いが必要で、金額はエリアやタクシー会社で異なる。公式サイトでは「各タクシー会社のホームページに記載の迎車回送料金を参照してください」との記載がある。
アプリ手配料は不要となっている。
【参考】関連記事としては「S.RIDE(エスライド)タクシーのクーポン情報!初回1,000円割引、友達紹介なら2,000円分」も参照。
Uber Taxi(ウーバータクシー)
Uberは現在、北海道・⻘森県・宮城県・福島県・千葉県・東京都・神奈川県・石川県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県・広島県・高知県・福岡県・沖縄などでサービスを展開している。
東京・千葉・神奈川・名古屋・大阪・京都・神戸・福山・金沢・札幌・福岡で利用できるUber タクシーのうち、一部のタクシー会社では迎車料金が発生する場合がある。迎車料金の金額はタクシー会社によって異なり、Uberアプリで配車リクエストを行う際のアプリ画面で確認可能だ。ただしアプリの見積り料金には迎車料金は含まれていない。
アプリ手配料については、東京のUber サービスエリアでは乗車料金に加えて請求される仕組みになっている。東京23区発の乗車が対象で、料金は100円だ。
【参考】関連記事としては「Uberタクシーのクーポン情報まとめ!初回割引コードや友達紹介、75%オフも」も参照。
フルクル(kmタクシー)
スマホを振るだけで空車のkmタクシーがやってくるアプリ「フルクル」は、東京都と神奈川県の特定エリアにてサービスを提供中だ。ユーザー登録の必要がなく、アプリをインストールしたらすぐに使うことができる。
スマホを「振る」と、すぐに近くのタクシーが「来る」ため、迎車料金は不要となっている。アプリ利用料・手配料などの手数料もかからない。公式サイトでは、配車アプリとの違いを下記のように説明している。
- 配車アプリ:乗車場所を指定し迎車料金を支払うことで確実に配車されるアプリです。
- フルクル:空車を探しているお客さまと、お客さまを探している空車タクシーをマッチングさせるアプリです。配車を確約しているわけではないため、迎車料金はかかりません。
MKスマホ配車アプリ
MKスマホ配車アプリは、東京MKのメータータクシーを除く全国のMKグループで利用できる。地域によっては迎車料金が不要のところもある。アプリ手配料も不要で、他社より最大500円以上お得になるようだ。
■DiDiで「迎車料金なし」にする方法
アプリで配車依頼をする際に、目的地を指定してから「すべての会社」をタップし、タクシー会社を指定することができる。その際に迎車料金不要の会社を選べば、迎車料金を支払う必要はない。
DiDi
ただしエリアによっては「すべての会社」ボタンが出てこなく、タクシー会社を選択することができない場合がある。
■GOで「迎車料金なし」にする方法
流しで利用の場合は、迎車料金は発生しない。自分がいる場所に迎えに来てもらう方法とは異なり、流しは走っている空車のタクシーをつかまえることをいう。またアプリで注文する際にタクシー会社を選ぶことができるため、迎車料金不要の会社があるなら選択するという方法もある。
GO
流しのタクシーに乗車しGO Pay決済した場合は、アプリ手配料は発生しない。GO Payは降車時の車内での支払いとレシートの受け取りが不要になるサービスで、事前登録が必要になる。決済手段は、クレジットカード・d払い・PayPay(PayPay残高、クレジット)・Apple Pay(JCB、AMERICAN EXPRESS)のいずれかだ。
■S.RIDEで「迎車料金なし」にする方法は?
タクシー会社を指定することができるため、迎車料金不要の会社を選ぶことができる。ただしエリアによっては、全て一律で同じ迎車料金の場合もあったり、その時間帯に無料の会社がつかまらない場合があったりする。
■Uber Taxiで「迎車料金なし」にする方法
基本的にすぐにマッチングされ、その後に車両の詳細が表示される仕組みになっている。Uberでは75%のオフのクーポンなどを頻繁に配布しているため、それを上手に利用すればかなり格安でタクシーに乗ることができる。
■迎車料金の相場・平均について
地方では、そもそも迎車料金がないエリアも多い。迎車料金の設定がある場合は、地方都市で200円ほど、大都市圏で400〜500円といった場合が多い。迎車料金があるエリアでも、迎車料金を取っていないタクシー会社もあるため、うまく利用していこう。
ただしそういった会社はつかまりにくい傾向があるため、時間を節約するならタクシー会社にこだわらない方が良さそうだ。迎車料金がかかる分、各アプリのキャンペーンやクーポンを活用してお得に乗車してもよいだろう。
■【まとめ】いくつかのアプリをダウンロードしておこう
タクシーアプリを利用することにより、事前に行き先指定ができ、キャッシュレスのため目的地に着いたらすぐに降車可能になる。なかなかつかまらない流しのタクシーを待つより、あと何分で迎えに来ることができるかリアルタイムで確認できるアプリは、忙しい人にぴったりなツールだ。
タクシーアプリを上手に利用してお得な移動をしていこう。タクシーアプリは急な移動などに備え、あらかじめダウンロードしておくことをおすすめする。いくつかダウンロードして一度利用してみれば、それぞれのアプリの使い勝手などがよく分かるだろう。
(初稿公開日:2024年8月15日/最終更新日:2024年12月9日)
【参考】関連記事としては「タクシーアプリ7社を徹底比較!GO、S.RIDE、Uber、DiDi・・・」も参照。