国内最大手のタクシー配車アプリを展開するGOは、2024年4月に一部解禁されるライドシェアの運転手を募集している。自家用車を保有していない人には貸し出しを行い、私服で働くことも可能だという。
■固定給+歩合制も、時給制も
アルバイトやパートとしての募集で、「固定給+歩合制」が基本だという。一部求人では「時給1,400円〜」と書かれているケースもあった。週1日からの勤務が可能だという。
▼ライドシェアドライバー大募集!タクシー業界が始めた、新しいドライバーの働き方|GOジョブ
https://gojob.go.goinc.jp/rideshare
▼主婦(夫)に嬉しいタクシーアプリGO搭載 ライドシェアドライバー|GO株式会社|Indeed
https://jp.indeed.com/viewjob?jk=15d11518cb151bff
主婦・主夫からの応募も歓迎しているという。勤務地の予定は、東京都23区、神奈川県の横浜市と川崎市、京都府の京都市とされている。対象は、自動車運転免許取得後、1年以上経過している人だ。二種免許は不要だ。
冒頭触れたように、自家用車がない人でも応募することができ、タクシー会社が所有している車両を貸し出す予定だという。ただし「現段階では予定」とされており、確定ではないようだ。
一部指定がある可能性もあるようだが、私服で働くことができ、髪の色やアクセサリーの制限もないとしている。座学研修があるほか、車両にはドライブレコーダーを設置し、万が一事故が発生した場合でも、担当スタッフがサポートしてくれるという。
■運転手バイトの募集、続々と
ライドシェアが一部解禁されるのを前に、今回のようなライドシェアドライバーの募集案件が増えつつある。
例えば、日本自動車交通はすでに時給1,600円〜でライドシェアドライバーの募集を開始した。勤務体系としては、週に1〜5日勤務、勤務時間は1日4時間、週20時間が上限だとしている。それ以上働きたい場合は、タクシー運転手として働くことも提案するという。
神奈川県横浜市の三和交通は、採用のための公式サイトを立ち上げ、運転が好きな人や自家用車を持っている人、隙間時間に働きたい人などを募集する旨を明らかにしている。
■「二刀流」にトライする人も?
ライドシェアのドライバーとして働きながら、Uber Eatsなどのフードデリバリーでも稼ぐ、といった「二刀流」にトライする人も今後増えてくるかもしれない。
【参考】関連記事としては「ライドシェア解禁、Uber Eatsとの「二刀流」で高収入は可能?」も参照。
ちなみに、しばらくはライドシェアのドライバーとして働くためには、タクシー事業者に雇用される必要があるため、やや時間的な制約なども生まれそうだ。一方、全面的に解禁されれば完全なるギグワーカー的に働くこともできるようになるとみられる。
いずれにしても、「ライドシェア運転手」という新たな職種への注目度は、解禁が進むとともに高まっていきそうだ。
【参考】関連記事としては「ライドシェアとは?(2024年最新版) 仕組みは?参入企業は?」も参照。