トヨタの次回決算は11月4日!自動運転EV、”秘密”の販売計画を明かす?

販売の準備へ、中途採用で人材募集中



トヨタ自動車の2022年3月期第2四半期(2021年4〜9月)の決算発表が、2021年11月4日に行われる。


最近ではトヨタに関しては、トヨタ系列販売店による不正車検や、半導体不足やコロナ禍による減産に関するニュースが多いが、自動運転ラボとしては別なトピックスに触れられるか、注目している。それが、自動運転EV「e-Palette」の販売計画に触れるか、という点だ。

■トヨタの求人から「販売準備」の情報が明らかに

自動運転ラボは2021年10月8日付の記事「トヨタ、自動運転EV「e-Palette」を発売へ 準備に向け人員強化」で、トヨタがe-Paletteの販売の準備を進めるため、中途採用の求人を出していることを紹介した。このことは求人情報以外では説明されておらず、販売の準備は秘密裏に進められているようだ。

▼東京/事業企画【自動運転とモビリティサービスの融合】の中途採用・求人・転職情報
https://www.pasonacareer.jp/job/80807108/

採用背景の1つとして「e-Paletteの発売に向けた準備」と説明されており、こうした記載があることから、遠くない将来、e-Paletteの販売計画について何らかの発表があると、自動運転ラボは予測している。


11月4日の決算発表でトヨタ側からこの計画を発表する可能性は低いと思われるが、記者からの質問に答える形で、今後の販売計画の一端が明らかにされるかもしれない。そういう意味でも、11月4日の決算発表は注目したいところだ。

■すでにライバルが多いシャトルタイプの自動運転EV

トヨタが開発するe-Paletteはシャトルタイプの自動運転EVだ。シャトルタイプの自動運転EVに関しては、仏ナビヤの「ARMA」や「EVO」、米Cruiseの「Origin」、米Local Motosの「Olli」などもあり、徐々に世界的には珍しくなくなっている。すでにライバルは多いわけだ。

そんな中、トヨタがいつe-Paletteの販売計画を打ち出すのかは、非常に気になるところだ。東京オリンピックの選手村では選手との衝突事故を起こしてしまったが、いずれにしても、「世界のトヨタ」が開発する自動運転EVだ。販売計画については海外からの注目度も高い。

【参考】関連記事としては「自動運転の車種一覧(2021年最新版)」も参照。


記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




関連記事