ソフトバンクグループ株式会社(本社:東京都港区)の孫正義会長は2020年11月9日午後、2021年3月期第2四半期の決算説明会で、5〜10年かかると思っていた完全自動運転がほんの数年先から始まる、と強調した。
自動運転開発を手掛ける投資先のGMクルーズやNuroの経営陣とオンライン会議し、意見交換などを通じて実感したようだ。
その後、ソフトバンクグループの方向性として「『AI革命への投資会社』に向かう」と強調。自動運転でAIが多いに活用されることを考えれば、ソフトバンクグループは引き続きAI、そして自動運転領域に積極的に投資するということだろう。
【参考】関連記事としては「ソフトバンクビジョンファンドの自動運転・MaaS領域の投資まとめ」も参照。ソフトバンクグループが投資している中国DiDiや米Uberも自動運転技術の開発を強力に推し進めている。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 11, 2019
■純利益、前年同期と比べて4倍以上
2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4〜9月)における純利益は、前年同期と比べて4倍以上となる1兆8,832億円1,100万円となった。
純利益の増加は、デジタル系サービスなどを手掛ける投資先企業の価値が、新型コロナウイルスの影響で高まったことなどが理由。保有する米通信大手TモバイルUSの株式の一部を売却したことも純利益の増加につながった。
【参考】関連記事としては「ソフトバンクG決算、1.2兆円の黒字に転換 Uberの累計損益は約5億ドルのマイナス」も参照。