西日本旅客鉄道株式会社(本社:大阪府大阪市/代表取締役社長:長谷川一明)=JR西日本=は2020年9月29日までに、MaaSアプリ「WESTER(ウェスター)」をリリースしたことを発表した。アプリ開発などを手掛けるアイリッジ社の支援を受けて誕生したアプリだ。
ウェスターは、スマートフォン1つでJR西日本グループのさまざまなサービスをシームレスに利用できるMaaSアプリだ。経路検索機能や駅の混雑情報の提供をはじめ、非対面で切符の購入が可能なネット予約機能などを備えているという。
すでにiOS版(https://apps.apple.com/jp/app/wester/id1528917792)とAndroid版(https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.westjr.wester&hl=ja)が公開されている。
iOS版では9月29日時点で33件の評価がついており、平均評価は4.3点(5点満点中)となっている。レビューとしては「普通に使いやすいです」「観光地やイベントなどが調べれるのが良い。お出かけしたくなる」といった声が寄せられている。
■MaaSにおける有力企業!JR各社の取り組みに注目
JR西日本は、せとうちエリアの観光型MaaS事業として「setowa」アプリも展開するなど、多角的にMaaSに取り組んでいる、またJR西日本だけではなく、JR各社も積極的にMaaSに取り組んでいる。
JR東日本は最近では2020年5月に「MaaS・Suica推進本部」の設置を発表しているほか、7月にはMaaSに対応した新たな保険サービスの共同開発に向け、東京海上日動火災保険と業務提携契約を締結したと発表した。JR九州はトヨタのMaaSサービス「my route」に参画している。
すでに広域的に交通サービスや生活関連サービスを提供しているJR各社は、MaaSにおける有力企業だ。JR各社の取り組みに今後も注目だ。
【参考】関連記事としては「JR東日本と東京海上がタッグ!MaaS向け保険サービスを共同開発」も参照。