米アップルは2019年2月22日までに、「Our Approach to Automated Driving System Safety(自動運転システムの安全性のための我々のアプローチ)」と題したホワイトペーパーを公開した。アップル社のサーバー内(https://www.apple.com/ads/ADS-Safety.pdf)からダウンロードすることが可能だ。
ホワイトペーパーは全7ページで、アメリカの運輸省道路交通安全局(NHTSA)に提出されたもの。文章は「Introduction」や「How Our System Works」、「Crash Safety」などの7項目で構成されている。
アップルのライバルとも言えるグーグルの自動運転部門会社「ウェイモ」のホワイトペーパーは43ページで構成されていることを考えると、極めて少ないページ数であると言える。ウェイモのホワイトペーパーは「https://waymo.com/safety/」からダウンロード可能だ。
アップルのホワイトペーパーでは、実証実験向けの運転手やオペレータの採用条件として、過去10年間に重大事故を起こしていないことや免許停止や取消の処分を受けていないことなどを掲げていることを説明。自動運転システムでは「自動運転の目」とも呼ばれるLiDARやカメラを使って周辺認識を行っていることも明記されている。
【参考】関連記事としては「自動運転”Appleカー”の試験走行距離、1年で95.1倍に!米カリフォルニアで」も参照。
自動運転"Appleカー"の試験走行距離、1年で95.1倍に!安全性に懸念も? https://t.co/kS97ZAhpsB @jidountenlab #アップル #自動運転 #累計距離は伸びたが
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) February 15, 2019