熊本県荒尾市は2019年1月21日、三井物産などとともにAI(人工知能)を活用した相乗りタクシーの実証実験を九州で初めて実施すると発表した。運行期間は1月21日から2月1日までの12日間。
実証実験には地場系のタクシー会社「荒尾タクシー」が協力し、同社の乗務員が運転するタクシーに市民などの利用者が相乗りする形で進められる。
乗車希望者がスマートフォンや電話で配車依頼をすると、AIが複数の利用希望者を効率運行を踏まえてマッチングさせる。こうした技術は、北海道函館市の公立はこだて未来大学発スタートアップである未来シェアが開発したものだ。
荒尾市は実証実験の目的について「タクシー車両を有効に活用することで、路線バスを補完する新たな公共交通体系として、商業化を含めた導入の可能性を調査するため」としている。
【参考】日本では、国の許可を得ずに自家用車で人を営業運送する「白タク」行為は禁止されている。そのため、海外で流行しているC2C(個人間取引)のライドシェアは現在の日本では展開ができず、タクシーに相乗りする形が「日本流のライドシェア」などと言われることもある。関連記事としては「ライドシェアとは? 意味や仕組み、ウーバーなど日本・世界の企業まとめ」も参照。
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