ライドシェアの運転手に待機中の分も賃金を払って下さい——。米ニューヨーク市のタクシー・リムジン委員会(TLC)は2018年12月7日までに、ライドシェアサービスの登録運転手に最低賃金制を設ける条例案を承認した。これにより、ウーバーやリフトなどは登録運転手に対し、乗客を乗せていない待機時間に対しても賃金を支払う必要が出てくる。
ニューヨーク市が条例案を承認した背景には、市内中心部で渋滞の一因となっている「客待ち」のライドシェア車両を減らすねらいがある。1時間当たりの最低金銀額は17.22ドル(約1940円)で、条例は2019年1月に施行される。
現地報道などによれば、対象となるライドシェアサービスはウーバーとリフト、ヴィラ、ゲットの登録運転手。この4社の登録運転手は合計で8万人に上るという。
ニューヨークのライドシェア運転手は現在、時給に換算すれば11.90ドル(約1340円)ほどという試算があり、運転手にとっては実質的に1時間600円ほど時給が上がるという計算になりそうだ。
【参考】ライドシェアについては「ライドシェアとは? 意味や仕組み、ウーバーなど日本・世界の企業まとめ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 13, 2018