トヨタWoven City、来年1月から「住民募集」スタートか

CES 2025に豊田会長が出席、何を語るのか



出典:トヨタプレスリリース

トヨタが建設中の実証都市「Woven City(ウーブン・シティ)」の実証が、ついに2025年から始まる。

東京ドーム約15個分の広大なエリアに人が住み、モビリティのためのテストコースとして活用される予定のWoven City。最初に実証実験を始めるエリアであるフェーズ1での実証開始に向け、工事も順調に進んでいるようだ。


それに先立ち、豊田章男会長が日本時間2025年1月7日に開催される技術見本市「CES 2025」のプレスカンファレンスに参加することが発表された。Woven Cityについて、豊田会長は何を語るのか。かねてから注目されている「住民募集」に関する内容に触れられるのか。関心が集まることは確実だ。

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■トヨタの実証都市「Woven City」

Woven Cityは、静岡県裾野市のトヨタ自動車東日本の東富士工場の跡地を活用して建設が進められている実証都市だ。豊田章男社長(当時)が、2020年1月に開催された「CES 2020」の場にて、このプロジェクトを発表した。つまり、CESはWoven Cityにとって記念の場だ。

2021年2月に着工したWoven Cityは、「モビリティのためのテストコース」と位置づけられており、エリア内の地上・地下に独自の動線を設ける計画になっている。自動運転をはじめとした技術開発を行う予定で、トヨタやトヨタ関係者から段階的に入居し、まずは約360人が住む計画になっている。テストコースで自動運転車が走行するなど、リアルな人の生活の中で実証を行うことができる場所として活用される予定だ。

2024年7月には公式Facebookにて、テストコースでどんなものを走らせてみたいのかについてアイデアを募集したり、建設中の建物の写真を公開したりするなど、少しずつWoven Cityの情報が明かされつつある。


■CESに豊田会長が再び登場

CES 2025にて豊田会長はどんなことを語るのだろうか。公開されたティザー動画では、Woven Cityに建設中の建物の中に豊田会長が入り、富士山がよく見える大きな窓をバックに「Welcome to Woven City」と一言発する様子を見ることができる。

トヨタのオウンドメディアでは、CESで再び豊田会長が登壇することについて、下記のように謎めいた一文を添えている。


「Woven Cityでは、どんな暮らしが送れるの?街を走るモビリティはどんなもの?実証実験は何をするの?これから少しずつ明らかになっていくのだろう。」(出典:https://toyotatimes.jp/toyota_news/1069.html)

実証実験の詳細のほか、もしかして住民募集がスタートするなど、どんな人が利用したり住んだりするのかについても情報が公開されるかもしれない。またはパートナー企業が新たに追加されるかもしれないなど、期待が高まる。

▼CES 2025 プレスカンファレンスに参加|トヨタニュースルーム
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/41969727.html

■最終的に2,000人が住む実証都市に

Woven Cityではフェーズ1以降の建築スケジュールは現時点では決まっていないということだが、約70万8,000平方メートルのエリアに約2,000人が住むという計画のようだ。

公式サイトのイメージ図やイメージ動画では、植栽が各階に配置された4〜5階建ての白いビルが建ち並んでいる様子を見ることができる。住民が居住するマンションになるのだろうか。建物の間を、e-Paletteと思われるモビリティが行き交っている。自転車や電動キックボードのようなモビリティに乗って移動している人もいる。小型ロボットも街の中を移動するようだ。

また2024年7月に公開された動画「VOICES of Woven City 2024 Early Summer」では、かつてのトヨタ自動車東日本の東富士工場建屋をリノベーションし、発明家の新たなモノづくりの場所として工事を進めている様子が紹介されている。

■豊田会長のプレゼンは日本時間1月7日午前6時

少しずつ建物の外観などは明かされているWoven Cityだが、どんなモビリティを用いてどんな実証実験を行うのか、どんな住人になるのか、どんな発明家が集うのかなどの詳細はベールに包まれたままだ。

世界が注目するWoven City。CES 2025での豊田会長のプレゼンテーションは、2025年1月7日午前6時開始(日本時間)からトヨタの公式サイトでライブ中継される予定だ。注目したい。

【参考】関連記事としては「トヨタWoven Cityの設計図、Facebookで「うっかり投稿」か」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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