ライドシェア求人が続々!自動運転&MaaS、気になる求人4選【2024年4月】

スタートアップも人材を募集中



新年度が始まり、モビリティ関連企業の事業方針などが発表されている。4月からライドシェアサービスが一部解禁となる「日本版ライドシェア」がスタートし、関連求人も急増中だ。


自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2024年4月版では、各社が公開している案件から、特に注目したい自動運転&MaaS案件をピックアップして紹介していく。

■NTTデータ:CASE関連での新サービス立案・営業

国内最大級のIT企業であるNTTデータは「『EV・FCV・自動運転が当たり前』の未来創る」として、CASEサービス企画立案担当者を募集している。日本を代表する大手自動車メーカー向けのアカウントセールス業務とモビリティサービス企画業務を担うという内容だ。

CASE時代に求められる新たなサービスを検討し、それを自ら提案していくことが期待されているという。さらに大手自動車メーカーの社内システムの高度化やデジタル化についても、積極的に提案を行うことが求められる。ITを活用した新たなモビリティサービス企画やスマートシティに必要なサービス企画も担当するようだ。

応募には、IT業界での業務経験や情報サービス産業にて新規ビジネスの立上げやサービス立案業務経験、自動車業界の変革にITで貢献したいという熱意のいずれかが必要になる。


勤務地は東京都港区、週4リモート・週1出社という勤務形態が基本となるようだ。年収は1,150〜1,300万スタートとなっている。

https://jp.indeed.com/viewjob?jk=afbe511cada46d7f&q=%E8%87%AA%E5%8B%95%E9%81%8B%E8%BB%A2&l=%E6%97%A5%E6%9C%AC&tk=1hs7tseq3k3rv81q

■ジェイテクト:自動運転・運転支援の制御技術エンジニア

トヨタグループで機械・自動車部品製造を手掛けるジェイテクトは、自動運転や運転支援にまつわる制御技術の研究・開発担当者を募集中だ。具体的には、自動運転や運転支援におけるステアリング、車両運動制御に関する研究・先行開発のほか、HMI制御技術の研究・先行開発、車両運動制御の研究・先行開発を行う。

MATLAB/Simulinkによるメカトロシステムまたはロボットの制御開発経験と、古典制御もしくは現代制御などの制御理論に精通していることが応募の条件だ。また3年以上のメカトロシステムの設計・開発経験や、機械力学や制御工学、物理モデリング・シミュレーション技術、人間支援ロボットの制御開発経験、MBDによる制御開発、車両運動やシャシー設計にまつわる知識などがあれば歓迎される。


勤務地は奈良県または東京都で、年収は450〜1,400万円となっている。

https://jp.indeed.com/viewjob?jk=dd05aac26f822632&tk=1hs7tuvoek3vm802

■newmo:ライドシェア関連の求人が多数

Newmo(ニューモ)はライドシェア事業への参入を目的に、メルカリの元幹部により2024年1月に設立された。現在多くのライドシェア関連の職種を募集している。

ライドシェア・タクシー業務に関連するソフトウェアの仕様策定・開発を行うソフトウェアエンジニアやバックエンドエンジニアなどだ。また、事業立ち上げを担うマーケティング担当やプロダクトマネージャー、サービス開発エンジニア、ベンダー管理・サービスオンボーディング担当、カスタマーサポート、サービス品質管理・運行管理担当、事業戦略・価格戦略担当、経理・労務など、幅広く募集中だ。

応募の際は、それぞれの職種における知識や経験、ライドシェアに対する興味関心などが求められる。勤務地は東京都港区、ソフトウェアエンジニアの予定年収は800〜1,200万円となっている。

https://doda.jp/DodaFront/View/CompanyJobs/j_id__10238555271/

■AirX:新領域における企画立案・実施・商談

エアモビリティ関連事業を展開するAirXは、空の移動に関連する医療への貢献、離島開発、ドローン事業による貨物輸送など、同社の新領域を担当する人材を募集している。

具体的には、医療事業者とのアライアンスや貨物輸送に関連するアライアンスにおける企画立案・実施・商談などを担当する。さまざまなアイデアを出し、事業拡大に挑戦していくことができる仕事内容となっている。

応募には、新規事業開発経験もしくはアライアンス業務経験、物流事業の戦略とマーケット開拓の経験のいずれかが必須となる。勤務地は東京都千代田区で、リモートワークも相談可となっている。予定年収は600〜800万円だ。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3009939569/

■モビリティ関連の求人はますます多様化

今年に入り、ライドシェア関連の求人が増えている。システム構築や運用のほか、ドライバーの募集も目立つ。

MaaSやCASEが進化するにつれて、求められる人材も細分化しているようだ。今後拡大していく分野において、これまでの知識や経験を生かせることは、大きな達成感や満足感を得ることができそうだ。好奇心旺盛で新しいことに挑戦したい人は、いまがチャンスかもしれない。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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