日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2022年4月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。
■自動運転:前年同月比62.7%増の4万1,815件
「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は、2022年4月末時点で前月比3.7%増、前年同月比62.7%増の4万1,815件だった。前年同月比での増加は14カ月連続となり、過去最高を更新した。
主要転職6サイト別では、Indeedが前月比3.3%増の3万7,819件と最も多く、dodaが同10.1%増の2,788件、リクナビNEXTが同3.6%増の952件、マイナビ転職が同5.5%減の120件、ランスタッドが前月と変わらず78件、エン転職は同10.8%減の58件と続く。dodaは2020年12月以来、案件数が17カ月連続で増加している。
■センサーや技術を販売する営業職の募集も
自動運転関連求人ではこれまで通り、自動車メーカーや自動車メーカーの関連企業におけるエンジニア求人が最も多い。一方、開発する自動運転向けのセンサーや技術がすでに商用レベルに達し、自社のソリューションを企業向けに販売する営業職の募集も目立ってきている。
■MaaS:前年同月比50.1%増の1,603件
「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は、2022年4月末時点で前月比4.1%増、前年同月比50.1%増の1,603件となった。前年同月比での増加は11カ月連続で、過去最高の件数となっている。
主要転職サイト別では、Indeedが前月比3.9%増の1,132件、dodaが同3.9%増の323件、リクナビNEXTが同8.5%増の128件、マイナビ転職が同16.7%減の5件、ランスタッドは前月と変わらず10件、エン転職は同16.7%減の5件だった。
MaaS関連の求人は案件によって募集内容が幅広い状況となっている。たとえば、民間企業側の担当者として地方自治体のMaaSの取り組みに携わる職種や、MaaSに関連する特許を申請・管理する職種、MaaSアプリやMaaSシステムを開発するエンジニア職などの募集案件などがある。
【参考】関連記事としては「「自動運転」関連求人、前年比60%増の4万333件 2022年3月末調査」も参照。