日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2021年12月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。
■自動運転:前年同月比85.4増の3万3,582件
「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2021年12月末時点で3万3,582件で、過去最高を更新した。前月比では9.6%増、前年同月比では85.4%増となっている。前年同月比での増加は10カ月連続だ。
主要転職6サイト別では、Indeedが前月比10.2%増の3万125件、dodaが同4.5%増の2,298件、リクナビNEXTが同3.7%増の855件、マイナビ転職が同3.3%増の153件、ランスタッドが前月と変わらず10件、エン転職が同1.3%増の73件。ランスタッド以外は件数が増加した。
■海外の大手サプライヤーが新規採用に積極的
大手自動車メーカーやその子会社などが引き続き、自動運転技術や関連ソフトウェアを開発するエンジニアを積極的に募集している。海外の大手サプライヤーの日本法人が日本事業の拡張のために増員しているケースも目立つ。
■MaaS:前年同月比113.6%増の1,224件
「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2021年12月末時点で、前月比5.4%増、前年同月比113.6%増の1,224件だった。前回調査の11月末時点でも案件数が前月比113.8%増と好調で、その勢いが継続している形だ。
主要転職サイト別では、Indeedが前月比6.7%増の775件、dodaが同9.1%増の274件、リクナビNEXTが同7.7%減の154件、マイナビ転職が同33.3%増の4件、ランスタッドが前月と変わらず10件、エン転職が同75.0%増の7件だった。
MaaS関連の求人を出している企業の多くが、自動車メーカーやその関連会社、交通関連企業だ。一方、MaaS展開のサポートを行うコンサルティング職の案件なども出ており、MaaS関連の職種もかなり多様化してきた印象を受ける。
【参考】関連記事としては「「自動運転」関連求人、前年同月比97%増の30,639件 2021年11月末調査」も参照。