自動運転ベンチャーの株式会社ZMP(東京都文京区/代表取締役社長:谷口恒)が、自動運転ロボット用マップを作成するバッグ型のポータブルシステム「RoboMap(ロボマップ)」を2020年7月6日までに発表した。
■背負って歩くだけの簡単仕様!
自動運転ロボットは走行エリアを把握するため、最初に自動運転マップの作成が必須だ。作成したマップとロボットに搭載しているセンサー情報を合わせ、自分の現在位置を確認しながら走行する。
RoboMapはこの自動運転ロボット用のマップを作成するシステムだ。小型の専用バックパックと専用ソフトウェア、クラウドシステム「ROBO-HI MAP」で構成されており、歩道や施設、フロア、エレベーター内を走行するロボットのためのマップを作成できる。
バックパックには、周囲環境を点群データとして取得する3D-LiDARや画像を取得するカメラ、慣性センサー、専用ソフトウェアが実装されたコンピューターが搭載されている。実際に地図データを取得するときは、バックパックを背中に背負って歩くだけでいいという。
上部に取り付けられたセンサー部を取り外して手持ちで移動させれば、狭いスペースや低い場所などのデータを得ることもできるという。
■次々と新たなソリューションを発表するZMP
自動運転ロボットを導入する際には、基本的には地図の準備は必須だ。その地図の準備を円滑に行うことに役立つRoboMap。次々と新たなソリューションを展開する自動運転ベンチャーのZMPに今後も注目だ。
【参考】関連記事としては「自動運転ベンチャーZMP、売上高は前期比22%増の14.7億円 2019年度決算」も参照。