ソフトバンクの自律走行お掃除ロボ「Whiz」、販売台数1万台!コロナで普及加速

清掃距離は地球約8.5周分



出典:ソフトバンクロボティクス公式サイト

ソフトバンクロボティクス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長兼CEO:冨澤文秀)が開発・提供するAI清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」の世界販売台数が、2020年6月末に累計1万台を突破し、業務用自律清掃ロボットの販売台数としては世界シェア1位を記録したことが、2020年7月6日までに明らかになった。

Whizは世界5カ国・地域で販売されている。報道発表によれば、これまで清掃のためにWhizが走行した距離は33万5000キロを超え、地球約8.5周分に相当するという。


■新型コロナウイルスの感染拡大によりWhiz普及が加速

Whizは、2019年末から世界各国で感染が拡大した新型コロナウイルスによって、普及が加速した。

ソフトバンクロボティクスが東京都江戸川区と江戸川保健所の協力の下、新型コロナウイルス量の削減効果を調査したところ、Whizで床面を清掃することで、新型コロナウイルスが大幅に削減できる効果が確認できたという。

既に、東京都や神奈川県はWhizを新型コロナウイルスの軽症者受け入れ施設で導入している。ちなみにソフトバンクロボティクスはWhizと薬剤用スプレーを組み合わせ、薬剤で壁やドアノブを消毒する「除菌ソリューション(β版)」の提供も2020年6月中旬から開始している。

【参考】関連記事としては「自律走行のAI清掃ロボ、東京都に続き神奈川県でも!新型コロナ対策で」も参照。


■「コロナに負けるな!」無償貸し出しキャンペーンも

ソフトバンクロボティクスはWhizを無償で提供する「コロナに負けるな!施設応援キャンペーン」も2020年6月15日から実施している。このキャンペーンは、ホテルやレジャー施設、オフィスへWhizを無償で貸し出すというものだ。


新型コロナウイルスの終息時期が見通しにくい中、Whizの導入事例は今後も増えていきそうだ。


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