ソフトバンクグループ株式会社(本社:東京都港区/代表取締役会長兼社長:孫正義)=SBG=は2019年8月7日、2019年4〜6月期(2020年3月期第1四半期)の決算発表会を開き、純利益が前年同期比で3.6倍となる1兆1217億円となったことを明らかにした。アリババ株売却に伴う利益1.2兆円を計上したことが大きく影響した。
孫会長はソフトバンクビジョンファンド(SVF)の第1号について「82社のユニコーンを傘下に持つことができた」と説明。その上で、世界のユニコーンのトップ10のうち5社が第1号ファンドが投資する企業であることを強調した。
その5社にはライドシェア大手の米ウーバー(上場済み)や中国DiDi、東南アジア最大手のグラブが含まれており、SBGがライドシェア領域に注力していることを改めて鮮明にした。
第2号ファンドで具体的にどの領域に投資していくかは明らかにしなかったが、孫会長がAI分野に引き続き注目することを登壇中に明言していることから、需給予測にAIが活用されるライドシェア・タクシー配車分野や、認識・判断技術などにAIが活用される自動運転分野への投資が加速することは確実と言えそうだ。
【参考】関連記事としては「SVFの営業利益、ソフトバンクG全体で初の過半越え 1兆2566億円、前期から4倍以上に 投資領域「AIへの特化」など強調」も参照。
SVFの営業利益、ソフトバンクG全体で初の過半越え 1兆2566億円、前期から4倍以上に 投資領域「AIへの特化」など強調 https://t.co/I4ucVNz3jD @jidountenlab #ソフトバンクグループ #決算 #ビジョンファンド
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) May 9, 2019