BlockChainで走行記録の改ざん防ぐ 台湾企業、自動車保険開発で活用

BiiLabs社とTransIOT社



仮想通貨の基幹技術「ブロックチェーン」を使って自動車の走行データを改ざんできなくさせた上で、運転の仕方や走行量によって保険料が決まる自動車保険を開発する——。こんなプロジェクトが台湾で始まる。

取り組むのは台湾の2社で、ブロックチェーン技術の開発を行うBiiLabs社と、自動車テレマティクス技術を有するTransIOT社だ。


ブロックチェーン技術を使えばデータの改ざんが高いレベルで防がれるほか、保険金請求のプロセスも自動化されるという。BiiLabs社は報道発表で「透明性の高い保険金の支払いメカニズムの構築と、契約条項の正確な履行が可能になります」としている。

出典:BiiLabs社プレスリリース

BiiLabs社のLman Chu最高経営責任者(CEO)は「保険料が運転の仕方によって決まるシステムでは、保険加入者の安全運転を促すことになる」と説明。開発する保険では、安全運転を行うほど保険料は安くなる仕組みになるという。


関連記事