中国DiDiのライドシェア事業、再開目途立たぬも機能刷新に注力

利用客の補償額を2000万円規模に引き上げか



中国最大の配車サービスとなっている「滴滴出行」。運転手による利用客の殺害事件が2018年に起きて以降、ライドシェアサービス「Hitch」の提供を停止しており、再開の目処がいまだに立っていない。


程維CEO(最高経営責任者)は2019年7月23日までに、Hitchに新たに安全性の向上に向けた機能を追加したことを明らかにしている。ただ、サービス提供の再開時期については明言しなかった。

中国国内メディアの報道によれば、サービスの停止期間中にHitchの機能は大幅に改善されている。また運転手登録のためのハードルも高くした模様。利用者に対する補償額も約2000万円規模まで引き上げる計画もあるようだ。

こうした取り組みでHitchの安全性、そして安心度がどれだけ向上するかに、中国国内では関心が高まっている。

【参考】関連記事としては「【最新版】中国のDiDi Chuxing(滴滴出行)完全解説 ライドシェア・配車事業、日本での展開は?」も参照。



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