自動運転や隊列走行の研究後押し ZMPのRoboCar MV2、熊本高専に

高齢化や過疎化の課題解決へ

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熊本高等専門学校に導入したRoboCar MV2=出典:ZMPプレスリリース

熊本高等専門学校制御情報システム工学科は、物流効率化や高齢者・障害者の運転支援技術の研究を進めているが、このほどより実践的な研究として四輪自動車の自動運転や運転支援の研究を目的に、株式会社ZMP(本社:東京都文京区/代表取締役社長:谷口恒)の「RoboCar MV2」を導入した。ZMPが2019年1月24日までに発表した。

RoboCar MV2は1人乗り電気自動車(EV)がベースの自動運転プラットフォーム。ZMPのプログラムを利用し、無線LANでステアリングやアクセル、ブレーキを制御できることが特徴で、自動制御プログラムを実行することも可能となっている。

RoboCar MV2の導入は熊本高専の研究の加速や技術者の育成に向けたもの。複数車両による隊列走行やタブレット端末での操縦、カメラを活用した認識アルゴリズムなどの研究や実証実験などに活用される予定。

熊本高専がある周辺地域などでは、過疎化が進む地域での生活支援や物流の効率化が課題となっている。同校は自動運転技術などの開発を通じ、こうした課題の解決へ継続的に取り組んでいく。

熊本高専は「全国高等専門学校ロボットコンテスト2018」で学生チームが最高賞の「ロボコン大賞」を受賞するなど、ロボティクス技術の研究で注目が高まっている。

【参考】関連記事としては「ZMPの自動運転戦略まとめ 技術や製品、サービスは?」も参照。

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