トヨタ自動車は2019年10月27日までに新型車「ヤリス」を発表した。世界最高レベルの低燃費と先進の安全技術を備えた次世代コンパクトカーで、販売は2020年2月中旬からを予定している。
この記事ではヤリスの運転支援機能やコネクテッド機能にフォーカスし、その詳細を紹介していく。
記事の目次
■最新の安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備
ヤリスには最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備されている。
昼夜の歩行者などを検知して衝突回避や被害軽減に寄与する「プリクラッシュセーフティ」のほか、クルマのすぐ前で歩行者や障害物が検知されている状況では急加速を制限する機能をトヨタとして初めて実装している。
そのほかは、前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール」や車線中央での走行を維持するための「レーントレーシングアシスト」、カメラで認識した道路標識をディスプレイに表示する「ロードサインアシスト」などが主な機能だ。
■トヨタ初搭載の高度駐車支援システム「Advanced Park」
トヨタとして初搭載する「Advanced Park」にも注目だ。このAdvanced Parkはトヨタの高度駐車支援システムで、ハンドル・アクセル・ブレーキの制御を自動化することで、案内に従ったシフト操作のみでクルマの駐車が可能になるという。
また駐車位置の事前登録により、白線のない駐車場でもAdvanced Parkは使用可能で、こうした機能が搭載されるのは市販車で世界で初とみられるようだ。
■最新のコネクテッドサービス機能
ヤリスに搭載されている最新のコネクテッド機能にも注目だ。
まず、スマートフォンと連携可能なディスプレイオーディオ(DA)と車載通信機(DCM)を標準装備し、コネクテッドサービス利用可能となっている。スマホとDAを接続できるほか、LINEカーナビや音楽アプリ、ラジオアプリなども利用可能となる。
トヨタのコネクテッドサービス「T-Connect」の基本サービスである「ヘルプネット」では、事故や急病時にボタンを押すと専門オペレーターにつながり、車両位置情報に基づいて緊急車両の迅速な手配が可能になる。また、エアバッグ作動時にはオペレーターに自動通知される仕組みも導入されている。
■【まとめ】豊富な運転支援機能やコネクテッド機能
このようにトヨタの新型車ヤリスには、豊富な運転支援機能やコネクテッド機能が搭載されている。ヤリスは現在開催中の東京モーターショーでも展示されている。気になる人はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
【参考】関連記事としては「トヨタのCASE戦略とは?コネクテッド、自動運転、シェアリング・サービス、電動化」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) October 26, 2019